映画ウォーキングゾンビランドのあらすじネタバレレビュー【パロディ・ゾンビ・コメディのハーモニー】

ジュード・ロウ主演 アカデミー・オスカー監督ケヴィンマクドナルドのタッグで行われるスリラーです。

実力派のメンバーがそろう映画ですが、単館上映だったようでこじんまり行われたようですね。

 映画ブラック・シーのキャストや評価

【CAST】
ロビンソン:ジュード・ロウ『グランド・ブダペスト・ホテル』、『コールドマウンテン』
ダニエルズ:スクート・マクネイリー『ゴーン・ガール』、『フライト・ゲーム』
フレイザー:ベン・メンデルソーン『エクソダス:神と王』、『ロスト・リバー』
ピータース:デヴィッド・スレルフォール『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン! 』
ブラッキー:コンスタンチン・ハベンスキー『裏切りのサーカス』、『ワールド・ウォーZ』
【STAFF】
監督::ケヴィン・マクドナルド『ラストキング・オブ・スコットランド』
脚本::デニス・ケリー「Utopia-ユートピア-」
製作::チャールズ・スティール、ケヴィン・マクドナルド
撮影::クリストファー・ロス、BSC『ユナイテッド -ミュンヘンの悲劇-』
編集::ジャスティン・ライト『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
音楽::イラン・エシュケリ『アリスのままで』、『ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~』

評価:55/100点

潜水艦マニアはぜひご覧ください。それ以外の方々は自己責任でお願いします。

映画ブラック・シーのあらすじ

海洋サルベージの専門家ロビンソン(ジュード・ロウ)は、ある日会社を解雇される。家族を犠牲にしてまで働いてきた彼にとって仕事こそすべてであった。

そんな矢先、昔の仕事仲間で、鬱病を患うカーストン(ダニエル・ライアン)から、莫大な金塊を積んだドイツ軍のUボートが第二次大戦時から黒海のグルジア沖の深海に沈没したままになっているという情報を得る。

ロビンソンは、その引き揚げに成功すれば新規巻き直しの大チャンスになると考え、仲立ちをするダニエルズ(スクート・マクネイリー)のプランに飛びつき、お宝のサルベージに向かう。

リーダーで事情通のブラッキー(コンスタンティン・ハベンスキー)らロシア人5人と、艦長のロビンソンのほか、激しやすい潜水士フレイザー(ベン・メンデルソーン)らイギリス人6人の荒くれ者たちで急ごしらえのチームを結成し、ただ一人のアメリカ人、ダニエルズが彼らの動向に目を光らせる。

海上を通るロシア海軍に探知されないよう深く潜り、沈没したUボートが横たわる海域を目指す。暗く冷たい深海で、男たちは知力と体力を尽くして任務を果たそうと意気込んでいた。

しかし、ロビンソンが謎の投資家に渡す分を除いて金塊を乗組員全員で山分けすると宣言したのを機に、艦内の空気は一変する。

一攫千金に目が眩んだ乗組員たちは次第に制御不能になり、取り分を巡る醜い争いが勃発。

逃げ場のない船内は、やがて死闘の場と化していく。

映画ブラック・シーネタバレレビュー感想

潜水艦ものは昔から熱狂的なファンがいるものです。レッドオクトーバーを追えなどは典型的なセンス関大好き人間の映画で、金曜ロードショーなどでも一部の熱狂的なファンがいるものです。

本作をYahooの映画レビューの中でもざっと見てみると★5を付けている人はおそらく潜水艦ものが好きな人だなという感触がありました。

というのもの本作はなんとも評価がつけづらい沈黙の作品だからです。

シナリオに山や谷がないというわけでもないのですが、潜水艦という限られたスペースでの出来事なのでそれほど劇的なことが起こるわけでもありません。

実はこの作品はスリラーとして紹介されています。通常の潜水艦ものは戦争ものが多く、互いに隠れながら魚雷を発射して相手を撃破するたぐいのものが多いです。

しかし、本作は潜水艦としての機能に着目するよりも、「お宝を見つけた密室の人間たち」という、正直逃げ場のない密室であれば別に潜水艦でなくても描けた作品ではないかと思ってしまうからです。

 おバカな乗組員と救いようのない船長

そして私自身あまりこの映画に肩入れできない最大の原因は登場人物がどいつもこいつもおバカで救いようがないからです。

潜水艦という狭い中でどうしてあんなに争いができるのか、なぜそんな簡単に相手を刺し殺してしまうのか。まだ金塊も手に入ってない段階から仲が悪すぎます。

そして極めつけはジュードロウ演じるキャプテンロビンソンの無能っぷりたらありません。せめて最高のリーダーシップをとって統制をとれればマシだったのですが、そもそも人員選択のミスが大きすぎてもはやリカバーしきれないくらい。人種をバラバラにしすぎて、分かり合えない者同士で結局はじめから最後までひたすら船員が喧嘩しっぱなしです。

こりゃもううまくいかないだろうな~と思っていたら特にどんでん返しもなく本当に仲が悪いまま終わってしまっては見ていてる側としてはつまらなすぎます。

絶望を味わいたい人にはグッド

とにかくはじめから終わりまで暗い!みんな暗すぎるし頭が悪すぎる!

おそらく監督としては宝を見つけて自分の分け前を増やすためにお互いに殺し合いをはじめるぜ、っていう設定を密室の潜水艦の中でしたかったのでしょうが、色々な要素がいりまじりすげてそこの主題がぶれてしまっています。

・ロシア艦隊からいつ狙われるかわからない恐怖

・船員同士仲が悪いし、頭も悪いしで雰囲気最悪

・お宝を持って帰るか、捨ててロシアに降伏するか喧嘩になる

・しかも自分たちはクビになった会社の捨て駒として探索に行かされる

・乗組員がほぼ全滅するが、それはお宝に目がくらんでなったわけじゃなく、もうお宝を捨ててロシアに降伏するためという謎の理由

・結局人間がお宝に目がくらんで人が殺されるというシーンはない。むしろ、あいつはムカつくからとかいうくだらない理由

以上が結局本当にこの映画でやりたかったはずの「金に目がくらんで互いに疑心暗鬼になる」という主題から外れてしまう欲張った部分(いらない設定?)だと思っています。

 映画ブラックシーの最後に

はじめの出だしは本当によかったんです。

まるでゴーストシップのように夢ある海洋ロマンのスタートに見えて、お宝を引き上げるぞ!という夢のある話で、船出のタイミングまでは和気あいあいと出航の準備をしていたものです。

ジュードロウもはじめのメンバーを選ぶあたりは楽しそうでした。

しかし、ゴーストシップもハッピーエンドと言い難いですが。本作も結局救いのない展開になってしまいました。スリラーとしての緊張感を欲張りすぎたせいで結局ひたすらマイナスのことばかり起こる映画で窮屈になってしまいました。

せめてお宝を見つけるぐらいまでは幸せいっぱいの作品であってほしかったです。そっちのほうが映画に緩急ができてスリルももっと出たように思います。

ちなみにゴーストシップの映画はこちら 。完全にホラーとしてテイストの違う作品になっています。

 ウォーキングゾンビランドの映画レビュー

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ウォーキングゾンビランドのキャストと評価

【キャスト】デイヴ・シェリダン、ティム・オルグツリー、ジョーイ・オレスビー、トロイ・オルグツリー、ソフィアー・テイラー

【スタッフ】監督:スコット・ダウ、脚本:ティム・オルグツリー

 評価:85/100点

好みは分かれるかもしれませんが、パロディ好きな方でおバカが好きならはまるはずです。あとはパロディなので原作を見た上での鑑賞をおすすめします。

ウォーキングゾンビランドのあらすじ

保安官のリンカーンは、ヘタれな息子の野球大会でボールが当たり病院で昏睡状態に陥る。

その後、リンカーンが目を覚ますと、世界は文明が崩壊しており、生ける屍が歩き回るようになっていた。

病院から抜け出し荒廃した世界で息子を探すリンカーン。

息子のクリスとショッピングセンターで出会った仲間、そして恋を求めて さまよい歩くロミオと共にゾンビがいない天国のような場所であるセイフ・ヘブン牧場を目指すことになる。

牧場についた彼らは牧場主が血まみれの包丁を持って出迎えてくれたことに恐怖し心を許していいか戸惑っていた。

そんなとき、大麻でラリって花火を打ち上げたことで平和な牧場にゾンビたちが集まってきてしまい、彼らは応戦する。

部屋で怯えていた彼らはラジオでゾンビに対する特効薬が完成し、それが水道水に混入されたことを知り、ゾンビになった人たちに水を浴びせかけ人間に戻してめでたしめでたしである。

ウォーキングゾンビランドのネタバレレビュー

野球で好選手のことを走攻守そろった選手というが、本作はまさにパロディ・ゾンビ・コメディのそろった素晴らしい作品であると言える。個人的な好みが多分に入っているが、正直大好きな作品である。

本作はパロディのメッカであるアメリカの生んだ最高の作品であり、パロディ映画の極み映画「最終絶叫計画」の監督がメガホンを取っている。

再度言うがパロディ作品は好みが分かれるところであるし、何より元ネタがわからないと笑えない。日本はパロディの文化はないが代わりに芸能人のモノマネを考えてほしい。コロッケのモノマネは確かに知らない人が見てもおもしろいが、元の人を知っていれば知っているほど笑いは二乗三乗でこみ上げてくる。

さて、本作は多くのゾンビ映画をパロっているが、少なくても以下の映画を見ているとよい。

・ドラマ ウォーキングデッド

・ゾンビランド

・ウォームボディーズ

・28日後

ウォーキングデッドは農場が出てくるシーズン(シーズン2かな?)まででOK、28日後は物語の主流ではないので、見れてなくてもOK、ウォームボディーズは最悪あらすじだけ見ていれば大丈夫だ。

ちなみに細かいところだとデイオブザデッドやショーンオブザデッドも入っているとのことだが、正直わからない。

さて、個人的に気に入ったところをあげていきたいと思う。

リンカーン保安官が正直キチガイ

おそらく最高最悪の保安官だ。

本作は彼からはじまり、彼で終わる。

まず目覚めたシーンから着替えの素っ裸のシーンはやばすぎる。

その後facebook、twitterなどの自分のアカウントが閉鎖されていることを知って悲しみに暮れるあたりももう爆笑ものだった。この人本当に演技がうまいというかバカすぎる。

最初から最後まで息子のクリスをカールと呼び続けるあたりは本当に笑える。しかも実際のウォーキングデッドのリックがカールを呼ぶ声に似ているが最高だ。

農場でも意味のないリーダーシップを発揮しながらみんなを迷走させる。

極めつけは最後、水道水にゾンビを人間に戻す薬が含まれてどんどんゾンビが人間に戻っていくのに、なぜか彼は人間に戻ったやつらの頭を銃で打ち抜き続けるという鬼畜。しかも自信満々に打ち抜くあたりがやばすぎる。

ダリル役がへぼすぎる、コロンバス役がしょぼすぎる

ウォーキングデッドのダリルといえば、ワイルド系の悪い見た目だが根がいいやつのナイスガイだ。特徴はボーガン。

今回ダリルのパロディのあいつはダリルに似ていないのだが、なんだかちょっとそれっぽい。顔の感じか、ボーガンのレプリカのせいか。ボーガンはちなみにおもちゃなので当たっても痛くもかゆくもない。

しかも最後たまたま握った銃でゾンビを撃った際には完全に人間を誤射。いや、完全に人間狙ってた?ってくらい急所に当たり、しかもその直後におもちゃのボーガンに矢をこめている間にゾンビに噛まれてジエンド。本作ではかなりかわいそうなキャラでした。

ゾンビランドのオタクであるコロンバス役の彼は(もう名前も出てこない)全く似ていなく、風貌キャラクター何をとっても似ていない。というか、そもそも似せる気がない。メトロセクシャル(ゲイではないが、心の底で女の子に憧れる)だし、へたれだし。

なお、彼は本作でヘタれを極めるが見せ所は二つ。

一つは農場のウェルカムディナーで、殺人鬼かもしれない老夫婦の料理をみんなから「食え」と強要されるシーン。これは笑った。みんなから、毒見役を強制されるところはかわいそう。

二つ目は農場の納屋で大麻をやって尋常でなくラリった時に彼がとんでもなくいきいきしていたこと。みなさんはどこまでそれを面白いと思ったかわからないが、私は最高に笑った。花火をぶち上げる姿は躍動感たっぷりでもはや彼はコロンバスではない役のほうがよかったなと思うくらい。

ウォーキングゾンビランドの最後に

他にも言いたいことはいくらでもあります。恋するゾンビのロミオはみんなから「え、ロメロ?ジョージAロメロかい?」という渋いネタもゾンビ映画ファンには染みます。

Yahoo映画のウォーキングゾンビランドの評価は3点前後の平均点をキープしている。これは間違いなく、元ネタを見てない人たちだからだろう。

元ネタを知らないとリンカーンが巻き舌で息子を「カール」と呼ぶネタを全く理解できないだろう。中々通じないのかもしれませんが、あれは本当に面白いんです、、、、、

ウォーキングデッドはアメリカでは大ヒットで国民的ドラマになっていますが、日本ではまだまだゾンビ映画に関する認知や許容力が低いこと、そしてどうしてもゾンビが出てくるようなホラーや血が出てくるドラマは地上はでの放送が難しいこともあってか一部の人しか見てないですよね。

ウォーキングデッドもいつかレビューしようと思いますが、あれは最近はゾンビというよりは人間同士の小競り合いが中心になってきているのでちょっと私としては勢いが止まっています。シーズン3ぐらいまででも十分ですね。

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