映画グッドシリアルキラーのあらすじとネタバレ感想

グッドシリアルキラー

グッドシリアルキラーのあらすじ

ソーシャルワーカーとして働くエヴァンは高校で生徒たちと向き合う良き人でした。しかし、彼には秘密がありました。

彼は幼いころのトラウマから子供を傷つける親に対して非常に強い敵体心を持つことが多く、時にその怒りは暴力的な手段に出ることもありました。

彼は自身の相談者である子供たちの親を次々と殺していくシリアルキラーだったのです。

エヴァンが夜な夜な出かけることを心配する妻のローレンは彼を疑い始めます。そんなとき、エヴァンが埋めた死体が発見されてしまい、容疑者としてエヴァンが上がってしまいます。

映画を120%楽しむネタバレ解説

グッド・シリアルキラーはソーシャルワーカーでもあり、サイコパスでもあるエヴァンが自身の相談者を苦しめている親などを殺していくスプラッタースリラーです。

エヴァン自身は表情がなく、言葉も単調、周りの人間もまるでロボットのように会話を進め日々を送っていくため映画は淡々と進みます。しかし、なにか魅力を感じこの映画を今日はネタバレ含みながら解説していきます。

どこかおかしなエヴァン

物語は至って普通の赤ちゃんの生まれた家庭ではじまります。エヴァンはヒステリーな妻ローレンにも優しく冷静にふるまいます。その立ち居振る舞いは極めて単調で、しゃべり方から行動まで淡々としていて社会にいれば全く目立たないまじめな人間だと思われます。

彼は怒りや勢いで人を殺すわけではないようです。彼のスイッチが入るタイミングというのも特に無さそうです。彼はソーシャルワーカーとして生徒の悩みを聞きながら、ある時「こいつの親はクズだ」と断定し、彼らを拉致し拷問の上に殺害し、埋めます。この物語はそれを淡々と進めていくわけですが、刑事に疑われた時もあまり動揺することなく、クリスに銃を向けられたときも、奪った時も彼を傷つけることなく行動します。

彼の中で善悪の境界線がしっかりしているからです。悪を裁くときに彼の中に罪悪感はないですし、いい人を殺すことは彼の中に選択肢がないのです。そんな一貫したエヴァンだからこそこの作品に不思議と魅入られるのでしょう。

驚きのマリーの過去

おそらく誰もが驚いたであろうマリーの本当の姿。はじめに病院で不親切な看護師を殺したのは誰もがエヴァンだと思ったはずです。しかし、エヴァンは子供たちに危害を加える相手を「敵」とみなします。一方でマリーは自身の家族に危害を加える人間を「敵」とみなします。

これはラストでローレンをマリーが焚きつけるときに「家族を守れ」「犠牲を払え」という言葉がまさに自分の心境を吐露しているものと思われます。

ローレンも加入してシリアルキラー一家に

ラストの見どころはローレンがエヴァンたちを裏切るかどうかでした。あの時点ではローレンが警察に行く確率50%、犯人に気づいたクリスを殺す確率50%でした。結局ローレンはエヴァンを裏切ることなく自らもシリアルキラーの仲間入りとなります。

感想レビュー

子供たちを苦しめていく親を殺していくという、ダークヒーローのような一面を持っていますが、本作ではヒーロー性よりもシリアルキラーといかサイコパスの面が大きく淡々とエヴァンが人を殺していくような描写になっています。

そのため、SFというよりはリアルな内容になっており、ストーリーはある程度「なるほどね」とかエヴァン自身の考えていることも一部理解はできるのですが、物語としては退屈する人もいるかもしれません。

個人的にはこの手の作りの映画は嫌いではなく、それなりに満足できる作品でした。最後のローレンがどう行動するかはドキドキものでした。