ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト~鮮血の美学~のあらすじとネタバレ映画感想

ãã©ã¹ããã¦ã¹ãªã³ã¶ã¬ãããã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

ラスト・ハウス・オン・ザ・レフトのネタバレ感想

★★★★☆

『エルム街の悪夢』のウェス・クレイヴンの初監督作品となる1972年制作のホラー映画

「鮮血の美学」をリメイクした作品です。

結論から言えば「ほどよく面白かった」です。

今でいえば、リベンジ系の映画が多くあるので目新しさがないかと思いましたが、後半の夫婦共同作業での殺戮行為は新鮮でリベンジ映画を見慣れている人でも大満足です。

ただ、当然暴力描写が数多くあるので、苦手な人は要注意です。

ラスト・ハウス・オン・ザ・レフトのあらすじ

ジョンとエマのコリンウッド夫妻は一人娘のメアリーを連れて山の中のコテージに来ていました。

静かな場所に飽きたメアリーは地元で仲のよいペイジのところへ遊びに出かけてしまいます。

ペイジのアルバイト先でおしゃべりをしていたメアリーでしたが、お店にジャスティンが現れます。

彼は上物のマリファナがあるといい、二人をモーテルに誘います。しかし、ジャスティンは脱獄した凶悪犯クラッグの息子で逃亡中だったのです。

メアリーとペイジは拉致され、その後暴力を受けますが、命からがら逃げ出します。

しかし逃げる途中でペイジは捕まり殺され、メアリーは肩を銃で撃たれます。

彼女たちが死んだと思ったクラッグは嵐の夜を明かすために一軒の家を訪ねます。

その家こそメアリーの両親ジョンとエマのいる別荘だったのです。

クラッグたちはジョンたちの助けを得て、寝床を確保することができました。

しかし、ジャスティンは冷蔵庫に貼ってあったメアリーの写真を見て驚くとともに、この家がメアリーの家族の家だということに気づきます。

なんとかジョンたちに真実を告げようと、ジャスティンはメアリーのペンダントをキッチンに置きます。

ラスト・ハウス・オン・ザ・レフトの結末ラスト

夜も寝静まったころ、ジョンは裏口を叩く音に気づきます。

外に出てみるとそこには銃で撃たれたボロボロのメアリーがいました。

メアリーの状態とエマが見つけたキッチンのペンダントからジョンは真実に気づき、クラッグたちを殺すことを決意します。

クラッグたちを一人づつ殺していったジョンたちは自分たちも傷を負いながらなんとかボートで病院までメアリーを連れて行くのでした。

後日別荘にはジョンとクラッグだけがいました。

台の上で縛られたクラッグは薬で動けなくなっており、頭は電子レンジに入っていました。

ジョンは静かに電子レンジを起動し、クラッグの頭を吹き飛ばしたのでした。

ラスト・ハウス・オン・ザ・レフトのネタバレ感想

この映画を見る前に勝手に勘違いをしていました。

私がこれまで見てきたリベンジ映画とは常に乱暴する犯人と乱場される被害者の物語であり、今回も乱暴を受けたメアリーや犯人が主人公なのだと思っていました。

たとえば発情アニマルアイスピのように暴力を受けた女性がリベンジするのが王道です。

しかし、物語の前半後半で見事にその様相が逆転します。

前半は確かに凶悪犯クラッグとメアリーの残忍なお話で、鮮血の美学と言われる”いわれ”となる本筋は、後半のメアリーの両親のジョンとエマによる犯人への復讐劇でした。

この映画の主人公は紛れもなく娘を愛している両親でした。

 善悪で揺れる両親

この映画の主人公こそ後半で凶悪犯と奮闘する両親に他なりません。

医者の父親と少し過保護で上品な母親は、後半では打って変わって殺人鬼に変わります。この映画のおもしろさは自分が治療していた男をある1点のタイミングから殺すことに特化しはじめることです。

人間には善と悪両方が住んでいてあるスイッチが入るとそれが入れ替わってしまう。

前半では処女のメアリーという絶対的な善と凶悪犯のクレッグという絶対的な悪、というわかりやすい構図ですが、後半はその構図が見事に崩れるところこの映画のうまいところです。

ラスト ハウス  オン ザ レフトという題名

映画題名のラスト ハウス オン ザ レフト(THE LAST HOUSE ON THE LEFT)とは、直訳すると「左に曲がった先の奥の家」という意味で湖に向かう左の道の先にあるジョンたちの別荘のことを指します。

個人的に秀逸なネーミングです。

物語のスタートが山の中の別荘であれば、終わるのも別荘。しかもラストは悪落ちした父親ジョンによる拷問つきでの結末とあれば、もうこの曰くつきの別荘がこの物語最高の舞台であり題名になることで納得です。

鮮血の美学という副題

対して、鮮血の美学という副題には個人的に疑問符です。

もちろん題名のかっこよさや意図するメッセージはなんとなくわかるのですが、映画の内容にはあっていません。

やはり鮮血というぐらいなので、少しスプラッタ要素が欲しいところでしたが、暗いのもあいまってどちらかというとスプラッタ要素よりもバイオレンス要素が強くなってしまいました。

ラストの拷問

おおむね満足の映画でありながら、少し残念なのがラスト。

ジョンが捕まえたクレッグをレンチンして頭を吹き飛ばすのですが、これはいただません。

相手は大事な一人娘の強姦した憎き相手です。殺すだけでは飽き足りず、苦しませながら殺すべきところをレンチンって、、、、本当に憎む相手をそんなお手軽な方法で殺しますかね?

最近見た映画拷問男では娘を殺された親が犯人に拷問の限りを尽くすのですが、やはりこれくらいの憎悪がほしいところです。

↓拷問男はこちら↓

www.horrorxzombi.com

 最後に

映画公開当時、スティーブンキングが絶賛する映画として上げられた本作。クライモリなどを絶賛するキングらしい推薦作品だと思います。(私もクライモリは好きですし)

リベンジ映画が好きな方はぜひご覧ください。