【躾は大事】ブライトバーン/恐怖の拡散者のあらすじとネタバレ感想

もし、スーパーマンが悪に目覚めたら?そんな映画ブライトバーン 恐怖の拡散者のあらすじからネタバレありの感想を書いていきます。

あらすじ

トーリとカイルの夫婦は長年不妊に取り組んでいました。

ある日の夜大きな音とともに外を見にいくと森の中で一人の赤ん坊を見つけます。

トーリの強い希望もあり、その子をブランドンと名付け夫婦は彼を育てていきます。

彼が思春期に差し掛かるある日、ブランドンは自分が普通と違うことに気づきます。

時々「奪え」という声が頭の中で聞こえ、我を忘れたときにはすさまじい力や瞬間移動、空を飛ぶなど超人的な力を発揮するのでした。

トーリとカイルはそんなブランドンの変化に戸惑いながらも、どうしても彼を疑いきれずにいました。

そんなある日、ブランドンが学校の友人の腕を骨折させたことからトーリの周りでは不審な失踪事件や事故が次々と起こります。

 主要キャストの紹介

ブランドン・ブレイヤー役 ジャクソン・A・ダン

トーリ・ブレイヤー役 エリザベス・バンクス

カイル・ブレイヤー役 デヴィッド・デンマン

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ネタバレ解説

事前の情報でこれほど面白そうな題材はない映画だと思いました。

アベンジャーズ、ジャスティスリーグなどヒーローものはずいぶんと盛り上がり一巡したころ「もしヒーローじゃなく悪落ちしたヒーローがいたら?」というなんとも素晴らしいアイデアを映画にしたわけですから。

しかもそれを、ガーディアンズオブギャラクシーでヒーローもの作ってるジェイムズガンが作ってるならそりゃ面白いはず!なんて思ったわけです。

評価は

正直映画の評価はいまいちでした。

でも、それでも目の付けどロコはよかったと思いますし、単なる悪落ちしたヒーローとは違ういい味も見つけた映画だったので少しづつ解説していきます。

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映画の見どころは

結局この映画のテーマが何だったのか?ヒーローになるのはスーパーパワー+倫理が必要?生まれよりも育ちで善悪が決まってくる?子育ては大変?思春期は大変?色んなテーマがありそうな中で私はやはり「親子愛」に尽きるかなと思いました。

改めてこの映画の最大の見どころはどこか?

それはラスト、ブランドンが出演している人間の半分くらいを殺し終わった後に最後トーリと対面するときです。

悪に完全覚醒したブランドンに対し、そのブランドンを殺す方法を見つけて彼をおびき出したトーリ。

強者と弱者、悪と善、子と親、安心と殺意、これらが僕が感じた二人の印象です(前者がブランドンで、後者がトーリです)

そして、決定的だったのがブランドンが語った言葉です。

ここは大事なので映画からそのまま引用します。

トーリ「今でも信じてるの。あなたは地球に落ちてきた贈り物だと。(中略)なにをしたにせよ、あなたの心の中には優しい心が残っているはず。」

ブランドン「僕は本当はいいやつになりたいんだ

トーリ「なれるわ、私が手を貸す。あなたはいつまでも私のベイビーよ。」

分かりますか?

ブランドンは父に殺されたかけて混乱しているところで最後の安息地である母親に助けを求めるのです。ですが結局トーリは口ではブランドンに優しい言葉をかけるのですが、右手にはナイフを握っておりブランドンを殺そうとする。

親子愛がテーマのはずの映画でここの前提が崩れてしまっているのが一番残念です。

本来であればトーリはブランドンを信じてあげるべきでした。

どんなに息子が殺人鬼でもロクでもなくてもサイコパスでも変態でも、それに無償の愛で応えるのが母親なのです。

友人や学校の先生や親せきや父親が見捨てても、それでも最後まで息子を信じるのが母親という存在なのです。

もう一度言えば、息子が「本当はいいやつになりたい」と言ったとき世界で唯一彼を信じあげられる人間が母親のトーリであるべきです。

そして、それでも彼が絶対悪だと言うのであれば、喜んでトーリは死ぬべきです。愛した息子に殺されることほど救いのある話はないでしょう。何しろ息子を信じたまま死ねるわけです。

息子ではない、のか

さらに興味深いのはカイルが中盤から完全に「(ブランドンは)息子ではない」と明言していることです。中盤から感じる違和感はトーリとカイルの温度差も関係があります。

カイルにとってブランドンは息子ではなく、”子犬を拾ってきた”(表現悪いですが)という感覚でしかなかったのです。結果的にブランドンを守り(信じ)切れなかったトーリも”そのレベルの覚悟”しかなかったことが個人的には残念です。そういう意味でとても暗い映画に仕上がっています。

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 最後に

トーリは最後までブランドンを信じてあげていれば彼がより大きな厄災をもたらすことはなかったはずです。監督がそれほど人間の愚かさを描きたかったのであれば、これほど救いのない鬱映画はないでしょう(そこまで考えていないように思いますが。)

題材が面白い分、作りこみが甘く、内容が浅くなってしまっていたのは少し残念です。

続編の構想もあるらしいですので、覚醒したブランドンがどう成長していくかはとても楽しみですね。

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