真実か挑戦か!映画トゥルース・オア・デア~殺人ゲーム~の評価・あらすじとネタバレ感想

トゥルース・オア・デア

トゥルース・オア・デアの評価

 ★★★★★

真実か挑戦か?という海外ドラマや映画の中で若い人たちがお酒を飲みながらやっているゲームを題材にしたホラー映画です。

個人的にはこの手の映画はとても好きです。ホラーだけでなく、スリラーとしても楽しめる作品で、最後の最後まで展開から目が離せません。

トゥルース・オア・デアのあらすじ

オリヴィアは親友のマーキーとその恋人ルーカスら大学の友人と一緒にメキシコ旅行へ行きます。

旅先で出会った男に案内されていった廃墟で「真実か挑戦か(トゥルース・オア・デア)」のゲームします。軽い気持ちで参加した彼らでしたが、なんとそれは悪魔が支配するゲームで実際に真実か挑戦かをやらされるゲームだったのです。

真実を選んだ者は人には知られたくない人間をぶち壊してしまうような秘密を暴露させられ、友情はズタズタに切り裂かれます。

挑戦を選んだものはどんどん危険な課題を与えられ、挑戦に失敗した者は死ぬことになります。

オリヴィアたちも挑戦の失敗により、どんどん仲間が死んでいきます。

なんとかゲームを終わらせようとしたオリヴィアとルーカスは昔このゲームで生き残ったという修道女を尋ねます。

彼女に教えてもらった方法で悪魔を倒そうとする彼女たちですが、悪魔はそれを阻止しようとします。

結末ラスト

オリヴィア、ルーカス、マーキーははじめに出会った男の舌を悪魔に捧げるために廃墟に行きます。

しかし、悪魔によって操られたルーカスによって男は殺されてしまい打つ手がなくなってしまいます。

最後の望みをかけてマーキーに挑戦を失敗させて悪魔をマーキーに乗り移らせたオリヴィアは悪魔に真実か挑戦かを仕掛けますがこれも失敗してしまい、廃墟を後にします。

オリヴィアはインターネットのSNSを通して動画を見ている人に真実か挑戦かのゲームを挑みました。動画を見ている人たちは強制的にゲームに参加させられるのでした。

トゥルース・オア・デアのネタバレ感想

面白かったです。

日本では映画の公開はなかったと思いますが、アメリカでは公開収入も悪くなかった作品のようです。

話の展開はファイナルデスティネーションのような死が迫ってくるような緊迫感あふれる展開が魅力的な作品です。

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キュートなオリヴィア

個人的に主役のオリヴィア演じるルーシー・ヘイルはプリティ・リトル・ライアーズでアリアを演じていたころから知っているのでとても共感しやすかったのもあります。

元々主役でありながらどこか頼りない不完全な女の子を演じるのが得意な子です。

プリティ・リトル・ライアーズでも先生に憧れる秘密を守れない学生の役でしたし、今回もいまいちな親友とその親友の彼氏に好意を寄せるというダメダメな展開。でも一生懸命走り回るし、頑張るチワワみたいなところがとてもキュートで好きです。

悪魔の映像がよい

実は個人的に好きなのは悪魔の映像です。

映画スナッチャーズフィーバーの悪魔のような顔が歪んだ感じは、かなり恐怖心を見ている人に与えます。

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この悪魔との「真実か挑戦か?」の対話を一つ挟むことで一気に血圧が上がるんですよね。

この細かいところでの演出が本当に素晴らしい。

一番のお気に入りはオリヴィアが図書館で囲まれるこのシーンです。

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このシーンはカメラワークも最高でした。

ラスト結末の解釈と解説

ラストは秀逸でした。展開が何転かするのは予想外でした。

一つ目はオリヴィアが機転をきかせてマーキーに悪魔を乗り移らせたところ。

ここで相手に挑戦を選ばせるような仕掛けが欲しかったですが、あえなく悪魔が選んだのは「真実」でした。

かなりいいアイデアでしたのでできれば、これでエンドにしてもよかった気もします。

そして、もう一展開あったのが、そこからのオリヴィアの機転です。

そのラストの伏線になっていたのが、一番はじめに真実か挑戦かをやっていたこのシーンです。

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友人に、「友人とメキシコ人全員の命どっちを選ぶ?」と聞かれてオリヴィアは「メキシコ人全員を助ける」というより選択肢を選びます。

一方で、ラストでマーキーを助けるために自分のチャンネル購読者に対してゲームに招待してしまいます。

それによって、自分たちの回が回って来ることを回避することができるのです。

なんとも救いのないラストになってしまいました。

「おちゃらけゲームでは真実を引き出せない」そんな教訓すら示しているような気もします。

最後に

最後の最後まで楽しめる作品は最近少ないですが、これはまさに最後まで気の抜けないスリリングな展開が見ごたえのある作品です。

修道女の生き残りが現れた時点で「こりゃ勝負あったな」と思ったところから2転3転はお見事でした。

グロ描写も少ないのでホラー映画好きもそうでない人もぜひご覧ください!