映画ポーカーナイト ~監禁脱出~のあらすじとネタバレ感想

ポーカーナイト

映画ポーカーナイトの評価

★★★☆☆

雰囲気よし、殺人鬼よし、展開よし、それでも何かが足りない。そんな作品です。

ポーカーの下りが必要なのかと言われると、なくても成り立つが、、、ないとそれはそれで薄い作品になってしまうと思われる。

基本はスリラーのジャンルになる作品ですので、あまり深く考えず、「この後どうなるんだろー」ぐらいの軽い気持ちで見るべき映画です。

おそらくラストがもう少しすっきりする終わり方ならもう少し点がついたかもしれません。

映画ポーカーナイトのあらすじ

制服警官から刑事に昇進した青年スタンは腕利きの先輩刑事カラブレーゼたちと一緒に刑事たちだけのポーカーに招待されます。

そのポーカーは偉大な先輩刑事たちの武勇伝や成功体験を後輩刑事に伝える場だと言われる。彼らと別れた直後、スタンは警察無線で女性の誘拐事件と不審者が発見されたという犯行現場に一番乗りします。

なんと誘拐されたという女性は以前スタンが助けたエイミーという女性でした。

実はスタンは隠れて未成年のエイミーと付き合っていたのです。

エイミーの存在におどろいた彼は背後に現れた謎の男にスタンガンで気絶させられます。

スタンが目覚めると郊外の一軒家に監禁されていました。

隣の部屋にはエイミーが監禁され乱暴されていたのだった。

しかも拉致した犯人は不気味なマスクをかぶっており、自分の身の上話をはじめます。

スタンはポーカーナイトのことを思い出し、自分の教訓にしていき、脱出の機会を伺うことにしました。

映画ポーカーナイトのネタバレ感想

良質なスリラーとして1歩も2歩も足りない。そんな映画です。

ただし駄作というわけでもないのですが・・・・

その理由を考察してみました。

展開の早さ、犯人との攻防

いい点として、展開の早さが挙げられます。監禁されてから犯人との攻防で展開が二転三転します。

脱出しては捕まり、捕まっては脱出するを繰り返すのでイラつく人もいるかもしれませんが。

ただし、いい点よりもどうしてもマイナス点が目立ってしまいました。

ポーカーナイト

そもそもポーカーナイト題名のわりに、このポーカーでの出来事と事件が密接に関連しているかと思いきや関連性が全くなく、単に「ポーカーナイトで先輩刑事たちからすごくいいアドバイスをもらったぜ」というだけの話なのです。

多くの人が「ポーカーの恨みか?」「実はポーカー大会には大きな裏があって、、」なんて想像した人もいると思います。

実際にスタンは拉致されてからポーカーナイトのことを思い浮かべますが、「気合で乗り切れ」「絶対にあきらめるな」「チャンスをものにしろ」など精神論的なものが多くなんとも類似点が少なく、ちょっとストーリー浮いているように思います。

ラストのがっかり

元々制作陣が映画イット・フォローズのメンバーということもあり、納得でした。

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ポーカーナイトで得られた教訓はもう一つ「俺たちが全人類に3%の悪党のために働いている、でも本当の悪党は絶対につかまらない」という話です。

いやいや、それじゃ夢もへったくれもないし、警察としてだめじゃん、、、、、そして今回もそれを体現するかのようにラストでスタンが捕まえた犯人は実は偽物だったという、、、(手に銃を無理やりつけられた男)

これまでかっこよかったポーカーナイトが一気に茶番に見えてしまいます。

ポーカーナイトの最後に

見終わるとどうも残念な作品です。俳優さんもすごくいい演技していると思いますし、雰囲気も好きなんですが、どうにも内容が浅いというかもう少しポーカーナイトと絡めて作りこんでほしかった作品です。