人狼ゲームロストエデンの正統派続編映画です。
今回はこれまで以上に運営側に近づく展開です。
人狼ゲームインフェルノの評価
★★★★☆
常に進化を続ける人狼ゲームシリーズ。
映画は7作目となり、どんどん新しい展開が追加されます。(ロストエデンはドラマ)
今回は運営側に対して警察が近づこうとするエピソードが追加され、話に幅が出てきました。
一方で、ゲームとしては人狼ゲームがマンネリ化してきた気配があります。
人狼ゲームインフェルノのあらすじ
人狼ゲーム ロストエデンからの続きから物語はスタートします。
野々山紘美は、鶴ヶ岡高校2年3組のクラスメート10人が互いに人狼を見つけあって殺し合う「人狼ゲーム」に無理やり参加させられてしまいます。
今回の構成は以下の通りです。
人狼側:人狼2人
村人側:予言者1人
霊媒師1人
用心棒1人
村人4人
その他:狂人1人
さらに紘美は一緒に生き残った亜利沙とともに人狼の役職を与えられ、夜な夜なクラスメートを殺さないといけなくなるのでした。
一方、刑事たちはゲームを支配する謎の男の存在にたどり着く。しかし決定的な証拠を見つけることもできず時間だけが過ぎていくのでした。
亜利沙は水谷のことが好きで彼のためにこのゲームに無理やりクラスメートを参加させました。
水谷が自身を予言者と名乗り出たことで彼を狂人として疑わない亜利沙でしたが、実は彼は狂人ではなく、用心棒でした。
ゲームの終盤、水谷を殺さないといけない場面で亜利沙は反対しますが、すっかりと殺人者が板についてしまった紘美は水谷を殺しゲームを終わらせます。
ちょうど同じころ、刑事たちがゲームの現場を探り出し、突入してくるのでした。
しかしすでに時すでに遅し、勝者が決まったところでした。
人狼ゲームインフェルノのキャストと役割
最終的な役割とキャストは以下の通りです。
人狼…野々山紘美(武田玲奈)、向亜利沙(小倉優香)
予言者…宮下舞(都丸紗也華)
霊媒師…馬渡聖弥(時人)
用心棒…水谷和希(松本享恭)
村人…浅見ルナ(上野優華)、越智一二三(平松賢人)、辻遊馬(吉原雅斗)、結城利絵(海田朱音)
狂人…小笠原光宏(貴志晃平)
人狼ゲームインフェルノのネタバレ感想
役割構成について
今回の役職はシンプルな構成です。役職持ちは予言者・霊媒師・用心棒で、狂人が一人です。
映画も7作目ということもあり、この構成にも慣れているのでかなりテンポよく進み、そこは評価できます。
一方で少し中だるみしてゲームとしてのワクワク度は失われつつあります。
愛と憎しみの物語
実は人狼ゲームのシリーズで顔見知りだけでゲームを行うのはこれが初めてです。
これまでは知らない人同士が集まって殺し合いをしていましたが、今回はクラスメートが相手です。これは新たなドラマが多く期待できます。
今回のことの発端は亜利沙が水谷を好きで、そんな水谷をからかった奴らへの復讐と水谷を振り向かせる2つの目的がありました。
しかも水谷はルナが好きという一方通行もあり、ここの人間的な感情が用心棒である水谷が予言者を名乗るきっかけになり、ゲームを一筋縄ではいかなくさせています。
ただ、さすがに嫌いな相手でも殺したいというほどまでは思わないような気がするのでそこらへんは少し違和感を感じます。
運営側に近づけない
今回警察も出てきて運営側を捜査するという展開がはじめてでてきます。
そりゃ突然人が多く失踪すればそうなりますよね。
展開的には少ない手がかりからゲーム会場まで探り出しますが、時すでに遅しでした。
作中にも出てくるナガイユウキは試合会場の映像を見ていたのでおそらく運営側のような雰囲気でしたが最後まで不明でした。
まあ終わってみれば結局何も運営側に近づけていないことで少しそこは残念でした。
最後に
それでも人狼ゲームとしては単純に面白い作品ですので、十分おすすめできる作品です。
今後も運営側に戦いを挑むような奴らが出てきてもいいように思います。次回作にも期待です。