元々はフリーホラーゲームである青鬼を映画化したものです。
こんなに人気なのはニコニコ動画やYOUTUBEで実況による爆発的な人気を博したからです。
そんな人気にあやかり映画化したものの、はじめは全国で9館のみで上映でしたが、人気が爆発し、最終的に全国で80館まで拡大公開され、ヒットとなりました。
また、ニコニコ生放送のニコ生映画有料上映史上最高のチケット購入数としても話題となった作品です。
青鬼のキャスト
堀川杏奈:入山杏奈
シュン:須賀健太
ヒロシ:聖也
卓郎:陳内将
美香:古畑星夏
タケシ:尾関陸
スタッフ(映画)
監督:小林大介
脚本:小鶴
原作:noprops
小説著:黒田研二
製作総指揮:吉田尚剛
エグゼクティブプロデューサー:永森裕二
プロデューサー:飯塚達介 松村傑 澤岳司 海老沼泰弘 阿部祥紀
青鬼の評価
★★☆☆☆
大ヒットを記録した!という割には内容は結構お粗末なものでした。
最後のオチなんかは「なるほど!」と思う部分はあったのですが、展開が少し早いというより雑というほうが正しいかもしれません。
青鬼が少しギョロっとしたかわいい感じなのも賛否両論というところですね。
青鬼のあらすじ
堀川杏奈は弟を交通事故で亡くしました。彼はいじめにあっていて自殺したのではないかという噂もあります。
同じころ、転校生のシュンはクラスに溶け込むことができずにいました。
杏奈は気弱なシュンが自分の弟にすごく似ていると思い、シュンとすごすようになります。
ある日シュンが自分が趣味で作った脱出ゲームをパソコンで見せてくれました。
それは閉じ込められた館から主人公が脱出するためにいろいろな仕掛けを突破する脱出ゲームで、ところどころで青鬼が出てきて主人公を襲います。
杏奈はシュンのゲームの才能に驚き、その日はその場で別れましたが、入れ替わりでいじめっ子の卓郎にシュンが絡まれてしまいます。
ある日、卓郎は美香とヒロシとシュンと一緒に、化け物が出ると評判のジェイルハウスに入ることになります。
卓郎はダンボールを台車に乗せて運んでいます。
卓郎の目的はこの誰も近寄らない洋館にダンボールを捨ててくることが目的でした。
そこでは不気味な大きな目玉が覗き込んできており、青い影がちらつきます。
彼らは一度入ると出られないその館で恐怖の体験をします。
青鬼のネタバレ感想
ネット上ではかなり叩かれている作品です。Yahoo映画でも評価は2点代と話題になったわりには評価が低いのが気になります。
その原因を探りたいと思います。
構成がめちゃくちゃ
まず言えるのはとにかく展開が早すぎてついていけないことと、映画の時系列がむちゃくちゃのため、今見ているのが回想なのか今の話なのかがかなりあやふやです。
おそらく監督や脚本家の頭の中にはそれなりの絵があったのだと思いますが、表現しきれなかったというのが正しいかと思います。
青鬼のゲームらしさ
残念ながら青鬼のゲームらしさがありません。
青鬼のゲームが面白いのは突然現れる絶対的な相手にとにかく逃げるしかないパニック性だと思われますが、今回の映画にはその要素がほとんどありません。
むしろのそっと現れて気づいたら死んでいるという展開があっけなさすぎます。
殺害シーンがない
R指定を避けるためなのか殺害シーンが一切ありません。
しかも見つかった死体はグチャグチャすぎてもはやグロいというより何あれ?という感じです。
とことんグロい死体を見せるか、普通の死体を見せるか半端なところはいただけないでしょう。
ラスト結末はいい
これまで色々とダメ出しをしてきましたが、ただラストの実はシュンは死んでいたというのは個人的にはとてもいいラストだなと思いました。
ちょっと唐突なところもあるのですが、それでも「なるほどね」という納得感が少しはあるので、見てよかったなと思います。
青鬼の最後に
ラストが個人的には悪くなかったから終わりよければすべてよし、とまではいきませんが、それなりに見終わったときはいい気分でした。
青鬼2.0のほうがすごく出来がいい作品のようですので、1作目に絶望した方もぜひ2作目をしっかりと見てください!