映画ダーク・インフェルノのあらすじとネタバレレビュー

 ダーク・インフェルノの評価

★☆☆☆☆

つまらないです。

超低予算映画であることは最悪いいとしてもダラダラと続く迫力のない追いかけっこは久しぶりのはずれを引きました。

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元々の原題は「Hotel of the Damned 」

まあこれならあってるかなと思います。

ちなみに最近○○インフェルノ詐欺が横行しています。

もともとはグリーンインフェルノのぱくりでしょうか?

グリーンインフェルノも食人族の話で、今回も廃墟のホテルを根城にする食人族の話なのでそれにあやかろうというのでしょうが、どうしようもないですね。

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ダーク・インフェルノのあらすじ

ルーマニアの刑務所を出所したニッキー。

彼の帰りを待つのはジミーという旧友です。

二人は娘のイライザに会いにいきますが昨日男と駆け落ちしてイタリアに向かったとのことでした。

しかも男はイライザを売春させるつもりであり、ニッキーの怒りはマックスに。

仕方なく、旧友ジミーとともに彼らの滞在先へと乗り込むことにします。

彼らを無理やり車に押し込み帰る帰り道で、車で何かをひいてしまい、強い衝撃で車は崖から転落し大破してしまいます。

大ケガを負いながらも一命を取り留めたニッキーら4人は、助けを求めて歩き彷徨う中、森の奥深くにひっそりと佇む廃ホテルを発見します。

一行は、夜が明けるまでの間、ここで過ごそうと建物内に足を踏み入れます。

ニッキーたちは物音がする方向へ行ってみると、なんとそこでは人が人を料理して喰っているではないですか。

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ニッキーたちは慌ててホテルから脱出するために、逃げ出します。

ダーク・インフェルノのネタバレ感想

なんだ、この見所のない映画は。

ゴスな感じの雰囲気や、はじめは「バンパイアものか」なんて思うこのかっこいいパッケージ。

冒頭でもはじめ逃げる女の子を追う、怪しい奴らはちょっと身体能力高そうな感じがありました。

いつはじまるんだろう、いつはじまるんだろう!と期待していたらいつの間にか終わってしまっていました。

貧弱な敵

ダラダラと続く、追いかけっこはまるで小学生同士の芸のないかけっこのようだ。

なにしろ敵が魅力がなさ過ぎる。

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相手は人を食う食人族ですが、なんというか、迫力がないというか、ただの汚い人というかくさそうな人というか、こっちは銃を持っているので、相手の怖さがほとんどない。

何しろ最後には肉弾戦でもムショ帰りのおっさんにぼこられる始末。

こんなに弱いんだったらはじめから肉弾戦で全員殺していったほうがよかったのではないか?と思ってしまう。

実際に残酷なシーンなんかも少なく、せっかく持っているマチェーテのような刃物もあまり出番がなく、振り上げる姿が描写され、あと「ぶしゃっ」という音だけ。

しかも笑い声だけは一流で恐怖の音が響き渡る。

お化け屋敷のお化けのようなこけおどしです。

魅力のないキャラクター

主人公もヒロインも親子関係は最悪。

ヒロインなんか明らかな薬中毒のやつに駆け落ちを提案されてすぐについていっちゃうおバカさん。

なぜついていく?絶対生活力ないでしょ。

お母さんはあんなにいい暮らししてるんだから実家に住めよ、普通に。

主人公のおっさんはなんでムショにいっているかはわからないけど、やけに肉弾戦が強い。

あとは逃げ足が速い。

でもおじさんだからあんまりかっこいいとかはない。

 最後に

もう少し残酷な描写を入れるか、逃げるだけでなく、ハラハラドキドキなシーンが欲しかったところです。

親父が娘が大事で色んな所にって聞きこみをしたことはいいんですが、そのシーンが長すぎて一体何を伝えたかったか不透明になってしまっています。

もし改善するならもう少し食人族に集団での行動を促しつつ、もう少し狭いフロアで対峙させるべきでしょう。