映画フレディVSジェイソン
フレディVSジェイソンの評価
75/100点
エルム街の悪魔のフレディと13日の金曜日のジェイソンが一度に二度楽しめちゃうというお得映画。
通常1+1=2ですが、もしかしたら1+1=3でも4にでもなっちゃうかも
ジェイソンVSフレディのあらすじ
第6作目で起きたフレディ・クルーガーの惨劇からすでに10年の月日が経っていた。住民達が緘口令を敷いたことで、後に生まれ来た子供達はフレディの記憶を一切持っていない。エルム街の住民達は、今や殆どフレディの存在を忘れ去っていた。
自分の存在を人々に意識させることで力を得ているフレディは、次第に人々から忘れ去られてしまった事で弱体化をして、思うような活動が出来なくなる。危機を感じたフレディは現実の世界の殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズを操り、エルム街に再び恐怖を蘇らせ復活しようと画策する。姪の手で倒された彼の夢の中に現れたフレディは、母親であるパメラ・ボーヒーズに化けて彼を覚醒させ、エルム街で殺戮を行うよう仕向ける。
ジェイソンはエルム街を恐怖のどん底に陥れた。人々が犠牲になるにつれ、住民達は徐々にフレディの恐怖を思い出し、ローリーを含めた若者達にもその存在が知れ渡り始める。とうとう力を取り戻したフレディだったが、フレディの制御を超えて残忍な殺戮を止めようとしないジェイソンは、易々とフレディの手から離れ、まるで獲物を横取りしていくかのようにジェイソンがさらに殺していく。フレディは何とか自分の存在だけを知らしめ、ジェイソンを始末しようとする。
フレディVSジェイソンのネタバレレビュー
こういうコラボものはなんとも怖いもの見たさで見てしまいます。
というのもエイリアンVSプレデターというコラボものの大先輩がそれなりに面白かったから。
しかも今回は夢の中で人を襲うフレディと、とにかく現実世界のジェイソンがどうやってタッグを組むのかとても不思議だったから。
結果的にそれなりにまとまった作品で満足です。
通常こういうコラボものはプロレスのような殴り合いだけになりがちですが、それぞれが前半部分でしっかりと人間を脅かしながらそれぞれの持ち味を持たせながらホラーの世界観をしっかり保っている。
後半、特に最後のほうは相変わらずプロレスのような戦いになっていましたが、それまでじっくり我慢してホラーしてくれたからこれくらいはご愛嬌かな。
すばらしいアイデア
とにかく夢のモンスターと現実世界のモンスターを戦わせたこの脚本に拍手です。
フレディが忘れられていて、ジェイソンをけしかける。
よくよく考えると意味がわからないけど、見ているときはなんだか妙に納得というか、見はじめはあのホッケーマスクが出てくるだけで大興奮だから、特に気にならなかった。
いろいろとがんばってつじつまを合わせようとしたことや、やはり二人の対戦をどうやって実現するか工夫がされていたので、それは好評価です。
最後に
フレディは陽気なキャラだったり、攻撃的な性格だったりするのですが、今回は陽気な性格でそこがまたジェイソンと合わなそうでよかったです。
こういう策略はジェイソンじゃできなそうですし、彼の良さを最大限引き出すフレディにも感謝です。