【映画レビュー】死霊館2エンフィールド事件のあらすじ・評価・ネタバレレビュー感想

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【死霊館エンフィールド事件の評価】

85/100点

死霊館エンフィールド事件は死霊館の続編です。死霊館エンフィールド事件は続編でありながらもウォーレン夫妻が扱った事件を追うという形式なため実質的には死霊館自体を見ていなくてもこのエンフィールドから見ても十分楽しむことができます。

死霊館という名前はいまいちですが、このエンフィールド事件という名称が入るだけで知る人ぞ知るポルターガイスト現象であることがわかります。

死霊館好きにはたまらない作品ですし、死霊館が好きでなくてもホラーものとして十分楽しむことができると思います。

【死霊館エンフィールド事件のあらすじ】

ロンドン北部に位置するエンフィールドで、4人の子供とシングルマザーの家族は、正体不明の音やひとりでに動く家具が襲ってくるなど説明のつかない数々の現象に悩まされていた。

助けを求められた心霊研究家のウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)は、一家を苦しめる恐怖の元凶を探るため彼らの家に向かう。幾多の事件を解決に導いた夫妻ですら、その家の邪悪な闇に危機感を抱き……。

【死霊館エンフィールド事件のネタバレ感想】

死霊館エンフィールド事件はファンも多い死霊館シリーズの正統派続編です。

しかもジェームズワンがしっかり責任をもって死霊館エンフィールド事件も作っているのでとてもクオリティの高い作品に仕上がっています。

実は死霊館シリーズは別に死霊館のキャラであったアナベルのシリーズが走っていますが、正直そっちのほうは微妙な作品でした。

そのためこちらもあまり期待してみなかったのですが、死霊館エンフィールド事件はホラーとして完成度の高い作品に仕上がっています。

死霊館エンフィールド事件の見どころ

死霊館エンフィールド事件の見どころは何よりも世の中にポルターガイストを知らしめたその悪霊の存在でしょう。

特殊メイクゴリゴリの化け物も出なくはないですが、それよりも物が勝手に動いたり、暗く静かな部屋で家具やら子供やらが飛び跳ねまくるこの不可思議さが怖くてたまらないのです。

しかもウォーレン夫妻のこの暖かい一見ほんわかした二人がいざ悪魔退治となったらひるまず向かっていくあたりなんかは勇気をもらいます。

本作は実話ということが魅力の一つですが、最後に出てくる実際のジャネットの言葉は確かに女の子の声とは思えないどす黒い声でした。

本当夜も眠れなくなってしまいます。

へそ曲がり男はいらない

ネタバレですが死霊館エンフィールド事件では悪魔が乗り移る相手に人間だけでなく、へそ曲がり男というキャラもでてきますが、あのCGは正直いらなかったかなと思います。

唯一白けてしまうというか、なぜ男の子のおもちゃのキャラクターがおもちゃから飛び出してウォーレン夫妻を襲うんだっけ?という急な展開に若干白けました。

あくまでも悪魔VS人間(ウォーレン夫妻)でいいのではないかと思います。

VALAKはお見事

死霊館エンフィールド事件の黒幕VALAKのメイクはお見事です。

嘘過ぎず、リアル過ぎず、悪魔過ぎず、偽物過ぎない怖さがあります。

しかもそこはジェームズワン!ストレートな怖さではなくじわじわ来る演出で脅かしに来ます。絵を飾ってそこから抜け出るように人を襲ったり、影で存在をアピールしたり、普通に飛び出てくるよりもいつ来るのかという冷や冷やしながら肝を冷やして見ていました。

死霊館エンフィールド事件の最後に

死霊館エンフィールド事件はかなりの傑作であると言えるでしょう。

ジェームズワンが死霊館をやる限り、いくらでも良作ができるような気さえしています。死霊館エンフィールド事件が実話ということもさることながら、彼の視聴者への脅かしのテクニックが作品ごとに磨かれており、ついつい続編を待ち望んでしまいます。