【映画レビュー】ウルフマンのあらすじ感想レビュー

映画 ウルフマン

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映画ウルフマンのキャストと評価

監督

ジョー・ジョンストン:『オーシャン・オブ・ファイヤー』(04)『ジュラシック・パークIII』(01)『ジュマンジ』(95)『ミクロキッズ』(89)

キャスト

ベニチオ・デル・トロ(ローレンス・タルボット):『Somewhere』(10)『チェ39歳 別れの手紙』(08)『チェ 28歳の革命』(08)『悲しみが乾くまで』(07)
アンソニー・ホプキンス(ジョン・タルボット卿):『ベオウルフ/呪われし勇者』(07)『オール・ザ・キングスメン』(06)『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』(05)
エミリー・ブラント(グエン・コンリフ):『ヴィクトリア 世紀の愛』(09)『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』(07)『プラダを着た悪魔』(06)
ヒューゴ・ヴィーヴィング(アバライン警部):『トランスフォーマー』(07・声)『マトリックス』シリーズ(99~03)『ロード・オブ・ザ・リング』(01~03)

評価 65点/100点

映画ウルフマンのあらすじ

1891年のイギリス。

ロンドンで舞台俳優として名声を得ていたローレンス・タルボットは、弟ベンの婚約者グエン・コンリフからの知らせでベンが行方不明であることを知り、久しぶりに故郷ブラック・ムーアに帰って来る。

道中列車の中で謎の老人から狼の頭の銀細工の杖を譲渡される。

帰国後、待っていたのは父ジョン・タルボットの冷たい歓迎であった。

さらに弟のベンは無残な姿で殺され肉屋に安置されていた。

葬儀後、ローレンスはベンを殺害した犯人の正体が狼男’であることを突き止めジプシーのキャンプでウルフマンを倒すべく交戦するが、逆に傷を負わされ呪いにより同族となってしまう。

さらに実は父のジョンこそ狼男の元凶であり、彼自身も狼男であることを知る。

母も殺したことを知った、ローレンスは父ジョンを殺し、自身もグエンの手によって殺させるようにし、エンドである。

 映画ウルフマンのネタバレ感想

Amazon プライムで プライム会員ならタダで見れるので見ました よくよく見てみるとそうそうたるメンバーアカデミー賞受賞俳優やカンヌの常連さんが。本当に配役は豪華一転特殊メイクや脚本家も一流の人を集めています。それだけにちょっともったいない部分もかなりあったように思い。

ちなみにベニチオ・デル・トロとエミリー・ブラントは映画ボーダーラインでも共演しており、なんだかクラシックホラーで見ていると全然違うのではじめは気づかなかったほどです。

さて、映画の感想でまず演技ですがこれだけのメンバーが揃っているので当然合格ラインを突破してきます。

クラシックホラーの作りでしっかりと世界観も出来上がっており、見ていてなんだか懐かしいようなそういう雰囲気です。

題材も狼男と言う誰でも知っている満月で変身する男ですのでバックグラウンドの詳細の説明などいりません。

本作の見どころは 狼男と言う獣と人間両方の面を持った 生き物はその分離が可能かというところです。

主人公は 人間に戻りたいと思いいろんな方法を試そうとしますが、どうしても狼男となると 理性を失ってしまうためもう人間に戻ることができないと考えます。

しかし弟の奥さんのグエンやこの時代の科学者たちは 彼を元に戻す方法があると信じています。

特に科学者たちは 様々な苦痛を与えることで彼を人間と狼分離させることに 固執していきます

イギリスのこの時代は 科学がとても進んだ時代なので、こうゆう神秘的な出来事や超常現象など 科学で解明できるかどうかの 境界が曖昧なものについて深い闇があったことを物語っています。

いずれにしろ描きたい方向性は何となく分かるのですが 結局作品としては 正直中途半端で言わざるを得ないように思います。

特にシナリオについては 昔の作品のリメイクということもあり 、大きく変更することは難しかったのかもしれませんが、それでも 山と谷が無さすぎ シナリオにメリハリがないように思います。

またクラシック な撮影方法 のため 昔のイギリスの雰囲気がとてもよく出ていて 世界観はとてもよくできていると思いますが、結局最後は親子でオオカミ男同士で殺し合いをし 主人公を特に何も解決することもなく 彼女に殺されることを選ぶ。

そういう単純なストーリーに落ち着いてしまいます。

例えばこれがミュージカルなど であればとても良い作品として落ち着くかもしれません ただ映画としては やはりラストが彼女に殺されてただ一言 これで良かったんだ というだけでは ちょっと物足りなさを感じてしまいます。

映画ウルフマンの最後に

レビューが難しい作品でしたが、満足というわけでもなく、不満足というわけでもない、もう少し何かできたんじゃないかと思ってしまう作品です。

とにかく俳優さんの演技はかなり見ごたえがあるのでそれだけで見る価値はあるのかも?しれません。中々人には勧めにくい作品ですね。

ちなみにベニチオ・デル・トロとエミリー・ブラントの映画ボーダーラインも解説していますので興味があればぜひ。