映画「バイバイマン(The Bye Bye Man)」を楽しむネタバレ感想・解説【言うな!考えるな!】

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バイバイマンのキャスト

【キャスト】
ダグラス・スミス 『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海』『アンチヴァイラル』
ダグ・ジョーンズ 『ヘルボーイ』『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』『パンズ・ラビリンス』
キャリー=アン・モス 『マトリックス』『ポンペイ』『メメント』
フェイ・ダナウェイ 『ネットワーク』『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』
リー・ワネル 『インシディアス』『ゾンビスクール』『狼の死刑宣告』

【スタッフ】
監督:ステイシー・タイトル
製作:トレヴァー・メイシー 『オキュラス/怨霊鏡』 / ナンシー・カーホッファー 『スペル』『プレステージ』
音楽:ザ・ニュートン・ブラザーズ 『オキュラス/怨霊鏡』『呪い襲い殺す』
撮影:ジェームズ・クニースト 『アナベル 死霊館の人形』
編集:ケン・ブラックウェル 『13日の金曜日』『エクスペンダブルズ』
美術:ジェニファー・スペンス 『インシディアス 第2章』『ライト/オフ』
衣装:リア・バトラー 『パラノーマル・アクティビティ3』『アナベル 死霊人形の誕生』
特殊メイク:ロバート・カーツマン 『イット・フォローズ』
VFX:ジョン・キャンファンズ 『ソウ ザ・ファイナル 3D』

うーん、層々たるメンバーをそろえていますね。

期待が高まります。

バイバイマンの評価

★★★☆☆

新しいホラーキャラクターを期待していましたが、それほど怖くなかった、というのが正直なところでしょうか。

考えるだけでダメというのはやはりハードルが高いですね。

フレディのように「寝てはいけない」ぐらいのほうがチャレンジしがいがありますが、考えてはいけないはさすがに考えちゃいますよね。

よく言う「考えちゃいけない、と思った瞬間に考えている」という矛盾もありますね。

バイバイマンのあらすじ

アメリカ・ウィスコンシン州。古い屋敷で暮らし始めた3人の大学生は、ひょんなことから、その名前を知ったり口にしたりした者に死が訪れるというバイバイマンを解き放ってしまう。

それ以来、バイバイマンに取りつかれた彼らは、その呪いから逃れようと互いに協力して助け合うが、周囲の人々が次々と悲惨な運命をたどっていく。

バイバイマンのネタバレ感想

バイバイマン見ました。バイバイマンという言葉を書いたり、見たり、聞いたり、口に出すともうバイバイマンの呪いにかかり、幻覚を見るようになり死に至るという呪い系のホラーです。

本作でも何度も出てきますが、Dont say it Dont think it がバイバイマンに対抗する唯一の策。日本語だと「言うな、考えるな」ということだが、あることを考えないということはあることをすでに考えることにつながっているのでそこらへん大丈夫?という気もしますね。(まあつまりバイバイマンからは逃げられない)

個人的には気になったのはどこまで伏線を回収してくるのかなという感じ。

今回のバイバイマンの場合は自分で手を下すのではなく、人々に幻覚を見せてそれぞれを殺す、殺させる手法を取っている。

一見怖そうなブルドッグ?のような四足歩行の生き物を連れているのでそれが殺させそうだが、結局彼自身は一切手は出さない。

そういう意味で日本的な悪霊に近いように思いました。日本の場合はリングに代表されるようにその大元となる存在を除霊、倒せば呪いは解けますが本作はどうなのかな~と思っていました。

結果は思っていたほどの回収はありませんでした。結局もう知ってしまったらそれから逃れることはできない絶望的なエンディングのみです。主人公と主人公の彼女は結局死んでしまいますし、一人生存者がいますが、はっきり言って彼自身もそう長くはもたないでしょう。

個人的にはもう少しバイバイマンの正体に近づいてもよかったのではないかと思います。

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もちろん、彼の情報は文献として理論的に残らないですからどう考えても知識が蓄積していかないので一筋縄ではいかないのは承知ですが、なぜ彼を知ると幻覚を見て死んでしまうのか、彼にも人間らしいエピソードがあるのか(そもそも彼はもともと人間なのか?)、それとも本当にただの死神のような存在なのか、そこら辺を掘り下げてほしかったです。

ですのでジェイソンやフレディほどの伝説的なキャラクターにはなれないように思います。やはり彼自身が手を下したりすることが視聴者的には印象的なキャラクターとして残ります。

そういえば主人公が勝手に「恐れないことが一番大事だ!」という精神論を述べていたのですが根本的な解決にはなっていないように思いますね。

見ていてよかったシーンとしては幻覚で恋人を守ろうとして友人を殺しますが、実は友人ではなく彼女自身を殺していたというシーン。これは幻覚の中でもぴか一の驚きでした。逆に言えば他はまああまり迫力のないシーンでしたね。

 バイバイマンの最後に

個人的にはマトリックストリニティー役のキャリー=アンモスが出演していたのに驚きです。

警官でしたが、特にあまり意味のある役ではないと思いました。

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もしかしたら続編で出るのかな?最後に彼からバイバイマンのことを聞いたのは彼女ですから。