映画クリープスのあらすじとネタバレ感想【宇宙ヒルと大格闘!!】

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クリープスの評価

★★★★☆

古き良きクラシック映画というところでしょうか。

古さはありながらも単純なホラーだけじゃない万人受けする要素があるので誰と見ても十分楽しめる作品です。

映画クリープスのあらすじ

1986年大学に入学したロメロはシンシアという女性に一目ぼれします。

話しかける勇気を持たない彼を見た友人のフーパーは彼女に話しかけ彼女がベータに所属していることを知ります。

彼女と知り合いになるためにベータの入会試験を受ける彼らですが、試験は大学の研究所から死体を盗んでくるというものでした。

うまく侵入した彼らはそこで冷凍された死体を見つけ、それを解凍して持ち出そうとしますが、怖くなって逃げ出してしまいます。

すると死体から大きなヒルような宇宙生物「クリープス」が飛び出してきます。

それから町はゾンビのような人間が歩きわまわるようになります。

彼らはクリープスが脳に寄生していました。クリープス寄生した相手を殺し、脳に住み着き、大きく成長すると新たな宿主を探しに別の人間に寄生するのでした。

映画クリープスのネタバレ感想

自らをSFマニアというフレッド・デッカー監督の作品「クリープス」

宇宙ヒルという、なんだか実在しそうな化け物が地球に飛来してきて人間を襲うという作品ですが、実際はゾンビ映画を見ているような作品になっています。

(事実主人公はロメロという名前で、確実にジョージ・A・ロメロからとってるのは明らかですね)

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古い映画ながら良作

制作は1986年ともう30年以上前の作品にもかかわらず今見てもそれなりに楽しめるというのは、この作品が流行り廃りに左右されない面白さを持っているからでしょう。

それは友情、青春、笑い、冒険、興奮など多くの要素が絶妙なバランスでミックスされているからです。

ロメロとフーパーの友情や笑いしかり、シンシアとの青春しかり、何よりゾンビたち(正確には宇宙ヒルに洗脳された死体だが)がそれほど前に出すぎないのがいい。

ゾンビ映画によりすぎるとゾンビを殺すことが目的になってしまいますが、この作品の主眼はそこではなく、あくまでも人間関係にあります。

特にキャメロン刑事なんて最高です。

ゾンビ映画で出てくる刑事なんていうのは正義のヒーローか、武器を献上するだけのかませ犬かでしょうが、この刑事には昔人を殺した過去があり、その暗い過去が彼のキャラクターにより深みを持たせています。

この刑事が憎まれ口は何一つ捜査の役には立たないのですが、ジョークはさえわたっています。

特に女子寮に立てこもった際に「女子たち、良い知らせと悪い知らせがある。良い知らせは君たちの彼氏が迎えに来たこと、悪い知らせは奴らがみんな死んでるってことだ!」なんてノリノリな発言をしているあたりかなりの器でしょう。

最後に

青春映画として軽く見れるものでありながら、宇宙ヒルが飛び出してくるあたりは激しく頭が爆発したりと、ホラー映画好きにも中々楽しめる内容となっている本作。

フルHD版としてブルーレイも発売されており、この中には劇場版エンディングとオリジナルエンディングの両方が収録されています。ぜひブルーレイ版で見てみてはいかがでしょうか!