リトルモンスターズのあらすじとネタバレ感想-ルピタニョンゴ大活躍!

リトルモンスターズの評価

★★★★☆

最近はアカデミー賞助演女優賞も取ったルピタ・ニョンゴが主演のゾンビコメディ映画です。ゾンビ映画のコメディものも珍しくなくなってきた昨今でも改めてゾンビものとコメディは相性がいいことを確認でき、楽しく拝見できました。

ただ、ゾンビコメディのジャンルを見慣れている人にとっては少し物足りなさがあるのも事実です。なによりルピタ・ニョンゴがとてもキュートでかわいいのでそれだけでも見る価値のある映画と言えるでしょう。

リトルモンスターズのあらすじ

いい歳してデスメタルにはまるミュージシャンのデヴィッドは、甲斐性なしで姉の家で暮らしながら恋人ともうまくいかず、途方に暮れていました。

ある日、甥っ子が通う幼稚園の先生キャロラインに一目ぼれし、彼女に近づくために動物園の遠足のアシスタントとして同行することにします。同じころ、動物園の近くでは軍が管轄する施設でバイオハザードが発生し大量のゾンビが流れ込んできます。そんなことを知らないデヴィッドや子供たちは人気のテレビ番組司会者テディ・マクギルを見て大喜びしていました。

いつの間にか周りはゾンビだらけになった動物園でデヴィッドたちは売店に立てこもりますが、軍はそんな彼らを知らず軍の施設と動物園を丸ごと焼き払う計画を実行に移します。

そんな計画を知ってから知らずしてかデヴィッドたちはお腹がすいた、ゴルフがしたいなどわがままを言い出す子供たちに耐えられる動物園をトラクターで脱出する計画を立てます。

映画のレビュー・感想(ネタバレ)

ホラーコメディジャンルに新しい良作が一つ加わることになりました。ゾンビ映画と子供というのは昔から相性が良く、個人的に好きなゾンビスクールだったり子供がいるとゾンビ映画はシリアス感がなくなり、一気にコメディ色が強くなります。

さらに子供という純粋存在に対してダメ男のデビットやクズ男のテディが出てくることでその存在が際立ちます。

そのくせゴア描写はしっかりしており、ゾンビ映画ファンでも満足の描写です。

ルピタ・ニョンゴの好演

ルピタ・ニョンゴと言えば?と聞かれて多くの人が「それでも夜は明ける」を上げるでしょうが、ホラー映画ファンとしては「アス」を上げることでしょう!

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映画「アス」で怪演していた彼女が今度は幼稚園の先生になって、しかもウクレレで歌いながら時にはゾンビを撃退するという多彩な演技を見せるのには圧倒されました!

個人的にはゾンビを殴るときよりもクズの映画司会者テディ・マクギルの脇腹を刺しながら脅すシーンが一番好きです。↓↓↓↓↓

それにしても美人ですね。黄色いブラウスが良く似合う今旬の女優さんです。

終わりよければ全てよし

ゾンビ映画の評価の分かれる部分が終わり方です。

ですが、今回ダメ男のデビットの更生という一貫した流れの中でラストはキャロラインと一緒に楽しそうにテイラースイフトを歌っている姿は彼の新しい生き方が見つかったという微笑ましさで幕を閉じます。

文字通り死⇒生への流れが気持ちよく、なんだかウクレレの歌を聞きながらのラストは最後ほっこりした気持ちで見られて、作中の「だらしないヴァ●ナ」「ママとヤりまくった」などの卑猥な言葉の数々を吹き飛ばしてくれます。

もう一歩踏み込むなら

個人的に満足の映画ですが、強いていえば題名を「リトルモンスターズ」としているのであればもう少し子供たちが「モンスター」っぷりを発揮してもよかったかなと思いました。せいぜいが「お腹すいた」「いつになったらゴルフできるの?」レベルではなく「銃を撃ってみたい」「あのゾンビを孕ませたい」ぐらいの踏み込み(?)があってもよかったかもしれません。

最後に

ルピタニョンゴにはじまり、彼女に終わる映画でした。今まさに旬な女優さんなのでこれからも色々な映画に出て欲しいです。

個人的にはゾンビランドのエマストーンが躍進したように彼女もこれからどんどん活躍していくのではないかと思っています。

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