Z-Bull(ゼットブル)の評価
★★★☆☆
軍事兵器会社がある強化剤入りドリンク「ゾルト」を飲んで社員が狂暴化するバイオレンスコメディです。
期待に漏れずのB級映画で、バイオレンス描写や笑いも暇つぶしには最適な作品です。
似たような作品で言えばZinc.あたりが似ているでしょうか。
個人的にはZinc.のほうが暴力的な映画で、こちらのほうがだいぶコメディよりになっています。
Z-Bull(ゼットブル)のあらすじ
軍事企業のアモテック社で働く冴えない経理マンのデズモンドはいつものように遅刻して出社すると会社の状況が一変していました。
そこでは新商品の集中力強化ドリンク剤「ゾルト」を飲んだ社員が殺し合いをしているのでした。
デズモンドの上司ナスバウムも狂暴化しており、次々と他部署の人間を襲っては殺すか、味方に引き入れているのでした。
デズモンドは生存者を探して、断食中だった同僚のムラトと半分だけゾルトを飲んでしまった幼馴染のサマンサとともに建物から脱出しようとします。
しかし、窓を割ろうとした瞬間、警備システムが作動しビルは封鎖されてしまい、この封鎖状態を破るために最上階にいるCEOのガントを探すしかないのでした。
Z-Bull(ゼットブル)のネタバレ感想
題名からして翼を授ける例のレッ●ブルを想像してしまいますが、全く関係がありません。むしろは原題は「Office Uprising」なので日本の配給会社がふざけただけの題名です。
しかもZとついているのでゾンビものか?と思いきや、ゾンビは全く関係ありません。強いて言えば強化剤ドリンク「ゾルト」からきているZとみるべきでしょう。
ただし、題名による効果は絶大です。
この手の映画では題名とジャケットで、まず「お、おもしろそうじゃん」と思わなければ検討の土俵にすら乗りません。
ブラックコメディ
アメリカの悪徳産業といえば製薬会社、弁護士、そして軍事会社でしょうか。
本作の舞台は軍事会社のアモテック社で、社員のモラルのないことないこと。
一番笑ったのは営業部の人間がゾルトを飲む前と後でそれほど言っていることが変わっていないということ。武器を一生懸命売る、軍事会社の営業マンを皮肉っていることこの上ありませんでした。
マーケティング部の体育会バカたちも中々でした。最近は軍事=筋肉バカというイメージも時代遅れな気がするのですが、妙にしっくりきてしまいました。
豪華なキャスト
B級映画でありながらキャストはどの人も見たことある人ばかりでした。
ヒロインのジェーン・レビィは、ドントブリーズの女の子ですぐに気づきました。
そして、何より自分が嬉しかったのが、主人公のいかれた上司を演じたザッカリー・リーヴァイです。テレビドラマ「チャック」のころからのファンで、最近はシャザム!など映画でも注目を浴びている人です。
主人公は、、、、すいません知らない人でした。。。
最後に
バイオレンスコメディが好きな人には十分暇つぶしに楽しめる作品です。
最近は会社で殺し合いが流行っているのでしょうか。
サラリーマンバトルロワイヤルなんかも楽しめるかもしれません。