ナチスのゾンビもの!映画オーヴァーロードのあらすじとネタバレ解説

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 オーバーロードのあらすじ

第二次世界大戦中の、アメリカ軍兵士のボイスたちは飛行機でドイツ軍の電波妨害装置を破壊する任務のためフランスへ向かっていました。

しかし、激しい戦場で対空砲の攻撃を受けたボイスたちの飛行機は墜落してしまいます。

命からがら脱出したボイスは生き延びた仲間のフォード、チベット、チェイスと合流しドイツ軍のいる村へ向かいます。

その途中村の娘であるクロエに出会います。

彼女は両親をドイツ軍に連行され、彼らを恨んでいました。

クロエに連れられ、ボイスたちはまんまと村に侵入することに成功します。

村に侵入したボイスたちはナチスの将校のワフナーを捕えます。

偵察に行っていたチベットたちを探しにボイスが外に出ますが、途中軍用犬に見つかり、仕方なくトラックに身を隠します。そのトラックには死体が積まれており、軍事施設のある教会に入っていきます。

そこではナチスの医師が人体実験をしており、首だけの人間がしゃべったりと異様な光景でした。

ボイスはその中に仲間のローゼンフェルドを見つけ、連れ帰ります。

ボイスはクロエの家に戻ると見たことをみんなに話します。

半信半疑のチェイスたちはワフナーを拷問して情報を聞こうとしますが、逆に隙をつかれて逃げようとしたワフナーにやられ、チェイスが死んでしまいます。

ボイスは研究所から持ち出した薬をチェイスに打ちます。するとチェイスは生き返りますが様子がおかしく、最終的に彼らはチェイスを殺します。

どさくさに紛れて逃げ出したワフナーはクロエの弟を連れて行ってしまい、一行はナチスの軍事施設へ向かうのでした。

オーヴァーロードのネタバレ感想

ナチスのゾンビものといえばナチス・オブ・ザ・デッドやゾンビソルジャー、処刑山 -デッド・スノウ-などゾンビ映画のファンであればいくつかあげることができると思います。

いつの時代もナチスというのは憎まれ続けるもので、ゾンビのように銃を撃ちまくって殺すのにナチスのいうのはイメージがぴったり合うのでしょうか。

さて、ナチスゾンビものの多くは現代に生き残るナチスの残党であったり、氷の中にマンモスのように眠っていたりと、舞台は現代が多いのですが、本作オーヴァーロードでは第二次世界大戦下のフランスが舞台になっています。

そのため、7割がたが戦争映画のような展開です。題名となっている「オーヴァーロード」も連合軍によるドイツ占領地域への侵攻を指します。

ナチス軍に占領された村を奪還する(正確には妨害電波装置の破壊が目的ですが)というのは戦争ものとしてはありそうな話で、ストーリーも安定の展開を見せます。

ゾンビ映画ファンには不満も?

レビューサイトを見ると評価は比較的上々のようですが、私のようなゾンビもののファンには少し物足りなさを感じます。

そもそもあれはゾンビなのか?という疑問すら沸きます。

確かに死んだ人間に薬を投与して生き返らせるのはむしろラザロエフェクトのような話だと思うのですがあれは明らかにゾンビ映画とは呼ばないでしょう。

みんなが想像するゾンビというのは、知能が低く、本能の赴くままに相手を襲い、見た目がボロボロというイメージでしょうが、本作のゾンビと言われるものは理性を保ち、力がパワーアップし、見た目はボロボロどころか生きてる時よりも生き生き(?)していますので少しゾンビというにはイメージに合わないかと思います。

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総合評価

エンタメ作品としては見やすい部類の作品です。

ハリウッドの大作ゾンビといえば、ワールドウォーZですが、同じくらい気合の入った作品だと思います。

展開も比較的早く、登場人物のキャラクターもそれぞれがいい味を出しており、どのキャラも愛すべき特性を持っているものでした。

ゾンビやホラーが苦手な方にもおすすめの作品です。