「血まみれスケバンチェーンソー」を120%楽しむネタバレ感想

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【血まみれスケバンチェーンソーのあらすじ】

高校卒業の追試のために自転車で山道を走っているうぐいす中学校3年A組に在籍するスケバン・鋸村ギーコは突然女子高生たちに道中襲われる。

彼らはかつてのクラスメイトたちの成れの果てであり、蒼井ネロによって改造された改造ゾンビである。

ことの始まりはクラスメイトの蒼井ネロが、クラスの人気者の女生徒・ゴッちんの行方不明になっていた愛猫を改造手術し「死んでいるのに動く猫」としてクラスで見せびらかしたことからはじまった。

怒り狂ったゴッちんとそのクラスメートによってネロは自業自得かつ報復的ないじめを受け続けることになるが、それを恨んだネロは異常な報復計画へと突き進んだのだった。

ネロはクラスメイトたちを拉致しては改造手術と洗脳を施し、自分の手下のソンビとしてしまう。

クラスのほぼ全員が改造と洗脳処置をされ、口がトラバサミのように改造された神田や、全身爆弾の爆谷さゆり、性別まで改造されてしまったニンジャクラブの怨憎(はんぞう)など個性的な改造ゾンビがスケバンのギーコを襲うが、私物のチェーンソーを武器に彼らを撃退していく。

彼らの猛攻を潜り抜けついにネロを屋上に追い詰める。

ネロはクラスメートへの復讐の理由を口にする。

それはかつて、ギーコが屋上で授業をさぼっていたときに制服をなくしたネロに話しかけたときだった。

ギーコは憧れの人とのキスの仕方を何気なくネロに話しかけ、ネロに「さぼり仲間」と言ってことがネロにとってはギーコをターゲットとする引き金となった。

ギーコはその天真爛漫な性格と男気により、多くの改造ゾンビを仲間につけ、最後にはネロの改造チェーンソーまでも味方にしてネロを倒す。

血まみれスケバンチェーンソーのキャスト

キャスト
鋸村 ギーコ – 内田理央
爆谷 さゆり – 佐藤聖羅
碧井 ネロ – 山地まり
怨憎 – 玉城裕規
仙崎 – 奥田佳弥子
朧 – 西村禮
神田 – 阿部恍沙穂

スタッフ
監督・編集 – 山口ヒロキ
アクション監督 – 高東楓
脚本 – 福原充則
原作 – 三家本礼
製作 – 岡本東郎
ゼネラルプロデューサー – 田村学
プロデューサー – 行実良

ギーコ役は内田理央さん。あまりスケバンというイメージのない彼女ですが、見事にスケバンを演じています。

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そして、注目を浴びたのは今回ギーコのフンドシ。ところどころでフンドシが出てきますが、これは勇気がいったでしょう。

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正直フンドシというよりは白いパンツみたいにしか見えませんので彼女のイメージが壊れないかそちらのほうが心配でしたね。

そして、ギーコもよかったですが、個人的なネロの山地まりさんもとてもよかったです。

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彼女もセクシー路線でいいような気もしましたが、あまりそういうシーンはなかったですね。

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むしろ、マッドサイエンティストの感じがプンプン出てましたし、目をギョロっとさせるあの感じはいいですね。

血まみれスケバンチェーンソーのネタバレ感想

マンガ原作とは言うものの正直ストーリー性はゼロに近いです。

それぞれのキャラクターは、もしかしたらその背景なんかが掘り下げられるシーンがあったのかもしれませんが、映画という1時間ちょいの枠ではそれを表現するのはほぼ不可能。

とすればとにかくギーコに焦点を当てて、短い時間で友情や笑い、暴力性、エロを追求するほうがいいでしょう。

私自身はとても楽しめる映画でした。

ギーコのキャラがかっこいい

原作がどうか知りませんが、映画のギーコは男気のある力強い女の子。

スケバンだけど自分の正義を通そうとする当たり見ていて気持ちがいい。

なぜこんなに強い?なぜチェーンソー?なんていう無駄な悩みがいらないくらいばかばかしい設定の中でもギーコの正義感だけは笑いなしの直球キャラクターだったのがとても際立っていた。

ギーコのふんどしはパンツみたいと書きましたが、それでもエロいって感じがそれほどないんです。

内田理央さんはキレイ方だけど、なんていうかギーコは男気があってパンツ見えても「おっさんのパンツ見えちゃった」みたいなスルーしてしまう感じがあるんですよね。全体的にミニスカートの人ばかりで太ももがあらわになっているものの、変な世界感があるからそれほどエローーーって感じでないんです。

クスッと笑える演出

スプラッタの描写も多いし、バイオレンスな感じもあります。

ただ、ところどころトリックやスぺックみたいな笑いを取りにくる場面もあり、にやっとしてしまいます。

アメリカ映画のようなブラックコメディに近い作品に仕上がっており、見ていて飽きない感じがとてもよかったです。

敵キャラもなんだか憎めなくやつもいて、ニンジャの奴なんて本物の忍者にしてもらったのに、性別まで変えられてしまったのは予想外だったとか笑えました。

血まみれスケバンチェーンソーの最後に

総じて楽しめた作品です。

B級アメリカ映画に負けないくらいの笑い、暴力、残虐、チープ、世界観ができていて個人的に楽しめました。

作品的には一人で見てクスっと笑う感じかな。

そもそもネロの復讐理由が「自分を友達と言ったから」っていうところあたりからしてなんだか妙に納得してしまって、まあそりゃ「血まみれスケバンチェーンソー」だからそりゃそうだよな!って思ってしまうわけです。それくらい世界観は別次元だからくだらない作品として安心して見れるわけですね。