バーニングデッドのキャスト・評価
出演: ダニー・トレホ, トーマス・ダウニー, ロバート・F・ライオンズ, モニクア・プラント, カイル・T・ヘフナー
監督: レネ・ペレス
評価:55点/100
バーニングデッドのあらすじ
1846年。北カリフォルニアに位置するシエラネバダ山脈で噴火が起き、逃げ遅れた人々が溶岩にのまれ死亡した。それから150年以上が経過した現在。
“悪魔の山”と呼ばれるその山は再び噴煙を上げ始めた。マグマ大爆発が予測され、政府は地元住民に対し避難勧告を通達。
デントン保安官はロバーツ一家と共に32キロ圏外へ移動を始める。しかし、時既に遅く、“悪魔の山”は大噴火を引き起こし、山に取り残されてしまった一行。
その時、彼らの前に現れたのは、想像を絶する生ける屍の大群だった・・・!ひとり、またひとりと犠牲者が出る中、果たして彼らは生き延びることが出来るのか!?
バーニングデッドのあらすじレビュー
久しぶりにC級の映画を見ました。
B級映画の下を行く映画を私は勝手にそう呼びます。C級のCはCheap(安っぽい)です。
ちなみに某ブロガーさんはZ級映画とも呼んでいます。
ダニー・トレホが表紙に出てきて、映画開始にあたかも彼が主人公のように出てきますがその後ほとんど出てきません。というか、物語の構成上実はダニートレホが村の子供たちに昔話を話していて、その話が本作のゾンビ話という、まさに夢落ちのような話です。相変わらずダニートレホは詐欺がうまいですね。
ちなみに主人公と呼べる主人公もおらず、とにかくみんな同じくらいの出演頻度です。これはすなわち彼らは平等に死ぬ可能性を秘めており、展開はかなり期待できます。もしここに友人がいれば誰が生き残るのかオッズを決めながら賭けをするところでしょう。
そして私がこの映画を見ようと思ったきっかけである、バーニングデッドというタイトルですが、まさにバーニングデッドでした。(意味不明)
ゾンビが蔓延する世界でそれでもつつましく暮らしていた村人たちはある日村の近くの火山が噴火し、避難をはじめようとします。
しかしなんと噴火で出ててきたのはマグマだけでなく、ゾンビだったのです!!
なんでやねん。
なんで噴火してゾンビが出てくるねん。しかも彼らは燃えているわけでもなく、とんでもなく体温が高いという設定。
いやいや、死んでるのになんで体温高いねん。
ちなみにここらへんの謎は後々ダニートレホがちょくちょく出演してきて、「これは呪いだ」という解決にもならない話を延々と話します。
つっこみどころが多すぎる。。。。
まあ前提条件なんてどうでもいいんですけどね。
とにかく、あまりバーニングの部分にこだわりすぎると後悔します。やはりC級ですから単なるゾンビ映画のおまけぐらいに考えてください。
ちなみにバーニングであることの唯一の特徴はなんと消火器でゾンビが死にます!まあでもそんなに消火器なんて置いてないですし、ほとんどはいつものゾンビと同じ頭を銃で打ち抜く感じですよね。
ゾンビ映画としてはきわめて普通な展開+若干迫力がないですね。
そこにとってつけたように親子3代の絆みたいなものを薄味で足したような内容でした。ちなみに3代の一番下の娘は彼氏が死んで5分くらい悲しみますが、死んだと思ったおじいちゃんが生きていたので突然笑顔になり、ハッピーエンドで終わります。
ちなみに最後はもちろんダニートレホが出てきて「これがこの山のお話だ」というクローザーとしての役割をきっちりと締めてきます。
これでこの人ジャケットの半分くらいを顔のアップで埋められるんだから、アメリカもロクでもないですね。
バーニングデッドの最後に
ダニートレホが活躍する姿を彼が死ぬ前に見たいという私の願いは叶いそうにありません。映画ゾンビハンターでも偉そうにジャケットで決めていましたが、開始早々速攻死んでましたからね。
マチェーテのときのような彼を期待したいのですが、中々B級映画では難しいでしょうか。
C級映画だと思えば見れなくはないオーソドックスな作品。チープなCGとありきたりな展開で1日を早送りしたい人にはもってこいの作品でしょう。(意味深)