デッドライジングウォッチタワーの映画レビュー
同名のゲームを映画にした作品です。ゲーム自体は私もやったことありますが、まあアメリカゲームらしいオープンワールドのゲームでプレイヤーはある一定の範囲内で自由にうろついて行動ができるゲームですね。
そしてその大きな特徴は色々な武器を使えること。
ゲーム内ではショッピングモール内でナイフや銃、チェーンソーなど多くの武器を使えることが一つの特徴でした。
デッドライジングウォッチタワーのあらすじ
ジャーナリストのチェイスと、バディの女性カメラマンであるジョーダンは、オレゴン州で起きたゾンビのパンデミック現象を、政府機関の“FEZA”(ゾンビオーソリティ)によって囲まれたエリア内で取材しようとする。そこでは抗ゾンビ薬の投薬治療が試されていたものの失敗、ウィルスはどんどん広がるばかりだった。チェイスとジョーダンは、子供の行方を探す母親のマギー、謎めいた女性のクリスタルと共に、ゾンビを消滅させる空爆作戦が実行される前に街からの脱出を試みる。
デッドライジング-ウォッチタワーの見どころ
【Good】ゾンビ映画としてはまずまずの出来
本作は実はYahoo映画などでは評価が低い。
これはおそらくゲームを入り口に入ってきたユーザーがゲームとの乖離が大きすぎて幻滅したものと思われる。
しかし、B級のゾンビ映画としては個人的には十分な出来だと思う。
ゾンビはいっぱい出てくるし、パニック映画としての素養も十分ある。
単にゲームの主人公ほどのカリスマ性というか遊び心というかそういうものがないのだと思います。そこが減点につながっているのでしょう。
【Good】多彩な武器でゾンビを撃退
ゲームではお決まりのチェーンソーも含めて、多くの武器を使ってゾンビを倒していきます。
途中で質店に逃げ込むのでそこにあるありとあらゆるものを武器として活用して逃げていきます。
【Good】謎の評論家フランクウェスト
ちょくちょく入る謎の評論家フランクウェスト。ゾンビ評論家として空気が読めない評論を繰り広げます。
彼は大手ニュースでキャスターの聞きたいことを歯に衣着せぬ発言で見ていてとても楽しいです。
今できることは何か?と聞かれて「今すぐこんなテレビを消して逃げろ」とか「俺の本を買え」とかわけのわからんこと言います。
日本で言うご意見番のさらにエスカレートした感じですね。
ゾンビホラーの緊迫した中で彼の映像が流れるとクスっと笑ってしまいます。
【Bad】展開が遅い
少し展開が遅いですかね。
大体半分くらいの進んだタイミングでやっと武器をたくさん使ったゾンビとの格闘シーンがはじまります。
それまではクリスタルの秘密だったり、名前も知らない市民が無駄に襲われるシーンだったりと、じっくり主人公にカメラを絞って色々な武器で戦うシーンをもっと集めてもよかったと思います。
デッドライジング-ウォッチタワーの最後に
最初にも書きましたがゲームから入るとどうしても物足りなさが残る作品になってしまいます。
しかし、B級ゾンビ映画はこんなものだなと思って見ればそれなりの作品として見ていいのではないでしょうか。