ZOOMBIE ズーンビのあらすじ・ネタバレ
B級映画の王者アサイラム社のZOOMBIE ズーンビのレビューをしたいと思います。
ZOOMBIE ズーンビの評価
60/100点
ZOOMBIE ズーンビのキャスト
出演: アイオン・バルター, アンドリュー・アスパー, マーカス・アンダーソン, キム・ニールセン, ララ・ネスター
監督: グレン・ミラー
ZOOMBIE ズーンビのあらすじ
絶滅危惧種保護を目的に、広大な敷地を自由に動き回る動物たちの生態を鑑賞できるエデン野生動物園。開園間近のある日、診療所で治療を受けていた猿が獣医を血祭りに上げ、駆け付けた警備員も食い殺して外へ逃げ出す。やがて動物たちに原因不明の病原菌が広がり、猛獣ライオンは底なしの食欲で襲い掛かってくる。さらにキリンやコアラまでもが凶暴化し……。
ZOOMBIE ズーンビのレビュー・ネタバレ
ゾンビとついていますが、ホラーという感じではなく、怖さはほとんどありません。特にゾンビの動物に襲われても感染はしないのでゾンビ特有の人間がゾンビ化する心配はありません。
そういえば、以前川のビーバーがゾンビ化する映画ゾンビーバーを見ましたが、それは人間がゾンビーバー化するというとんでも設定でした。
今回ゾンビになって襲ってくるのは主に猿ですし、ほかにキリンやコアラなどおおよそ怖さがない動物ばかりです。
後述もしますがゾンビメイクも目の色だけなのでこれも迫力はあまりありません。
映像についてですがとにかくCGのオンパレードです。
まあ出来がいいか悪いかで言えばそれなりに悪いぐらいで最悪ではないです。
アサイラムという会社はとにかく他社が手を出さないところにとことん手を出してきますので、それぐらいは覚悟してから見たほうがいいでしょう。
ゾンビ物で人間以外となると必然的にCGが大半を占めるのでそれぐらいは予想の範囲内ですね。
見ていてまあ全然見れるレベルですね。過去にもっとひどいものをいっぱい見ていますので本作はそれに比べると残飯の中で新品のカップヌードルを見つけたような気持ちです。
ただ、動物のゾンビというのは基本的に目が少し赤くなったり黄色くなったりするぐらいで特に変化がありません。キリンなんて図体がでかすぎて目の色がわからないのでゾンビなのか普通に襲ってきてるのかわからないレベルでした。
迫力があったのはやはりCGよりもリアルでゴリラのキフォがゾンビになるシーンはそれなりに迫力ありました。
おそらくあれは着ぐるみを着た人間が演じているのでしょうが、やはりゾンビ物はリアルに限ります。
ちなみにそれと対比するようにキフォがCGになるシーンがありますが、あれは見ていられません。リアルとCGが交互に入れ替わるのはだめですね。
ストーリーは単純です。絶滅危惧種を復活させて動物園にしている場所でゾンビウィルスがまず猿に感染します。そしてその猿が抜け出し動物園中にウィルスが蔓延します。
たまたま訪れていた学生と職員が動物園内に取り残されてしまいます。
彼らはそれぞれの動物の研究所に立てこもり助けが来るのを待ちます。
ラストは鳥がこのまま逃げて外に出ると大惨事になるということで鳥の檻を爆発させることにします。
一応ラストに向けて盛り上げていく設定にはなっていくので、燃えている鳥の檻を見たときはしっかり、終わったなと思うような絵になっていました。
最後に
アサイラム社の中では比較的マシな作品だと思います。
あくまでもゾンビ映画、B級映画としてマシなだけなので、あまりそういうのに慣れていない人ははやめたほうがいいかもしれませんね。
ちなみにパッケージではライオンやら熊やらが出てきていますが本作の中心は猿です。
ライオンは出てきますが本当に少しですし、影だけが戦います。
熊は一切出てこないのでご注意ください。