【映画レビュー】バイオハザードダムネーションのあらすじ・ネタバレ

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出演: マシュー・マーサー, デイブ・ウィッテンバーグ, コートニー・テイラー
監督: 神谷 誠

あらすじ

アメリカ合衆国大統領直属のエージェントのレオンは、東スラブ共和国の内戦で、生物兵器「B.O.W.」が使用されているという情報を受けて、一人で潜入を試みる。
しかし、ほどなく東スラブ共和国から手を引くことが決定し、同国からの撤退命令が下る。
だがレオンは「B.O.W.」の脅威によりこれ以上犠牲者を出さないため、撤退せずに単独で同国内での戦闘を継続することにし……。

【バイオハザードダムネーションレビュー】

皆さんよく映画を見ていて雑なCGを見たことがありませんか?
おそらくインフレしすぎたハリウッドスターの給料やらロケ地の高級ホテルやら打ち上げの飲み会代やらでお金を使いすぎたせいでCGのクリエイターにかけるお金がなーいという状況でしょう。
元々低予算の映画であれば実はCGで作ったほうがいいのではないかと思っていました。
その代表がこのバイオハザードCGアニメシリーズです。

CGアニメ版のバイオハザードシリーズは前作のバイオハザードディジェネレーションと最新作のバイオハザードヴェンデッタと見ました。

全てバイオハザードの世界観を表しており、見ていてとてもワクワクするものでした。
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バイオハザードには流行があります。最近の流行はB.O.Wです。
昔はTウィルスに感染し人間のゾンビから逃げるのが目的でした。その後Tウィルスは進化し人間だけでなく他の巨大な生物に寄生したり、筋肉や身体が巨大化するものが出てきました。
そしてそれを武器として使用するという目論見がでてきました。
その世界観がCGアニメでは忠実に再現されています。そして時代に合わせてCGアニメは常に進化してきました。

あらすじを振り返りましょう

では改めてあらすじをおさらいしましょう。
貧富の差が拡大する世界で貧困層が反乱、東スラブ共和国として独立した。
一時は和平が結ばれたものの東スラブ共和国に資源が多くあるとわかると、合衆国の侵攻がスタート。東スラブ共和国の独立派とアメリカ合衆国政府の争いが激しさを増します。

うーん、どこかで聞いた話です。
中東で資源が見つかり、それを奪うためにアメリカが、、、、って事実そのままやん、、、、、

まあ事実は小説より奇なりというか、ここらへんはゾンビ映画にとっては前提はなんだっていいので特段気になりません。

要はアフガン戦争を武器だけでなくゾンビも投入して行ったという仮想世界のお話のようです。

このお話唯一の救いはこの男レオンがいることでしょう。
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そして相変わらず謎多き、しかもめちゃめちゃ強いエイダもいます。
(もはやエイダの動きが人間でないような気さえします)
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バイオハザード6のレオン編を彷彿とさせるメンバーですので、もうこの時点で負ける気が一切しません。

むしろ負けるとしたらこの一見おとなしそうなおばさんでしょう。
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いやめちゃくちゃ強いな、ほんと。

個人的な感想ですが、人間に飼いならされたゾンビはおそらく全く強くないでしょう。
ゾンビやBOWの強さはあくまでも、その野生の食欲という本能に従う場合ですから。野生の犬と飼いならされた犬のどちらが強いかは一目瞭然でしょう。

ですので、今回の映画の中心はレオンのアクションになっていきます。

ゾンビについてですが、今回はリッカーが中心に出てきます。
レオンとはバイオ2からの因縁です。
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リッカー(wikipediaより)
T-ウイルスに感染してゾンビ化した人間が、生者の肉を喰らって十分なエネルギーを摂取したことで、さらに変異したクリーチャー。
元はラクーンシティの惨劇にて自然発生した存在だが、後にアンブレラ社やトライセル社によってクローンが量産され、現在ではブラックマーケットにてB.O.Wとして定着している。
本作に登場する個体はすべて従属種プラーガに寄生されており、支配種プラーガに寄生された人間(アタマンやバディ)によって制御され、政府軍を攻撃する。

そしてやはりいつも手ごわいのは人型のこいつタイラントです。

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タイラント(wikipediaより)
T-ウイルスの完全適合者であるセルゲイ・ウラジミールのクローンを素体に、アンブレラ社がT-ウイルスを投与して人体改造を施すことで誕生した、究極のB.O.W.。
外見は『2』に登場したT-103型と酷似しているが、身長は4.3メートルにまで巨大化している。
また、黒い耐弾・耐爆コートで全身を包んでおり、頭部のみ露出している。
『2』では9mmパラベラム弾数十発のダメージで一時ダウンする程度の耐久力だったが、本作では表皮が固く、頭部をアサルトライフルで銃撃されても負傷しない。
また、リッカーや人間の頭を握り潰すほどの握力、中型乗用車を片手で弾き飛ばして宙に浮かせるほどの腕力、スーパー化前でも走行するほどの機動性を併せ持つ。
以下に、スベトラーナの秘蔵していた複数体を肩に記された番号別に記述する。
016&008
2体とも大統領府の地下施設に秘蔵されたカプセルから出現。多数のリッカーを倒し、レオンとバディを追ってエレベーターに侵入するが、ワイヤーが切れてエレベーターごと奈落へ落下する。
013
地上にたどり着いたレオンとバディの前に立ちはだかる。バディの率いるリッカー4体を倒し、逃げた1体を追い詰めて倒すが、レオンの銃撃によってタンクローリーの爆発に至近距離で巻き込まれ、スーパータイラント化する。
スーパータイラント
コートを外し、より強力な形態に変異したタイラント。各種能力がさらに向上し、動作も変異前より早くなっている。特に腕力が向上しており、全速力で走行する18トン以上の歩兵戦闘車を正面から受け止め、持ち上げられる。全身の表皮は岩石のように変化し、右腕の先端は鈎爪になっており、リッカーを一撃で切り裂く。反射速度や瞬発力も向上しており、発射されたロケット弾を掴んで投げ返すほどである。
また、高い知性は変異前から維持されているようで、歩兵戦闘車の砲撃を発射前に回避したり、頭を前に突き出して砲搭の可動を封じるなど、弱点を瞬時に見切っている。作中では3体が登場する。
013
タンクローリーの爆発に巻き込まれた結果、コートを外して変異し、レオンやバディと対峙する。レオンのロケットランチャーRPG-7による狙撃を、1発目はギリギリで回避し、2発目は掴んで投げ返す。また、バディの率いるリッカーを1体を残して全滅させたうえ、彼が運転するBMP-3を正面から受け止めて転倒させようとするが、最後のリッカーに視界を塞がれた隙に砲搭に乗っていたレオンに頭部を接射で破壊され、沈黙する。
番号不明の2体
スベトラーナの秘書官がレオンとバディを抹殺するために投入した2体。スーパータイラント013を倒した直後のレオンとバディに襲いかかり、弾切れになるまで追い詰めるが、2体とも突如現れた戦闘機A-10の機銃掃射とミサイル攻撃で粉砕される。

おそるべしwikipedia。本記事の半分くらいタイラントに使いそうな勢いです。
本当にものすごいマニアックな情報までのっていますね。
にしてもタイラントの野郎服がなくなると強くなるなんて北斗の拳やピッコロさんのようですね。

本作では人に飼いならされているリッカーがいるゆえに、タイラントVSリッカーというのも見ていて思ったよりも楽しめました。

犬は飼ったことがありませんが、リッカーがやられるたびに自分のペットがいじめられる姿を見るのはこんな気分なんだろなあと悲しい気分になりました。

バイオハザードダムネーションのラスト結末のみどころは?

最後の見どころレオン+リッカーvsタイラントです。
おいおい、タイラントって戦車まで止めちまうのかよ。。。でもそこはスーパーマンレオンがいるのでもちろん倒します。

しかも最後はアメリカ軍の侵攻が突然はじまり終わります。
なんと今までの内乱はデータ収集のためにアメリカとロシアの手の内で転がされていただけなのだと。

つまりいつでも沈下できたということですね。

うーん、バイオハザードも7まで出ているほど世の中はゾンビに対する耐性が出てきたのですね。

【バイオハザードダムネーション最後に】

ゾンビ映画というよりはレオン劇場としての楽しさはありました。
いつか昔のように人型のシンプルなゾンビが活躍するようなそういうCGアニメもあっていいのではないかと思います。