ベン:タイ・シェリダン(本城雄太郎)『X-Men: Apocalypse』(2016)、『グランド・ジョー』(2013)
カーター:ローガン・ミラー(前野智昭)『+1(プラスワン)』(2013)『ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画』(2013)
オギー:ジョーイ・モーガン(あべそういち)
デニース:サラ・デュモン(小松由佳)「CSI:12 科学捜査班」(2011~2012)
パトリック・シュワルツェネッガー(手塚ヒロミチ)『ハッピーエンドが書けるまで』(2012)
デヴィッド・ケックナー『恋するリベラーチェ』(2013)『HIT&RUN』(2012)
クロリス・リーチマン『ニューヨーク、アイラブユー』(2010)『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』(2004)
ハルストン・セージ『ネイバーズ 』
あらすじ
高校生でボーイスカウトのベン、カーター、オギーはダサイボーイスカウトにはうんざり。クラブで女の子と遊びたくて仕方がない。
ある日、キャンプを抜け出してパーティー会場へ行く途中、なんとゾンビ化した住人たちが襲ってきた!
間一髪のところを美人ウエイトレスに助けられた3人は、ボーイスカウトで 身につけた様々なワザを駆使して、一致団結しようとするのだが…。
ネタバレ感想
期待しないで見ましたが、とても良作です。
音楽なんかも映像にあってますし、俳優の演技レベルも合格だと思います。
シナリオはよくあるパターンの話だとは思いますが、テンポもよく安心して楽しめます。
日本で言うと高校生のオタクにあたるベンとカーター。
電車オタクがヒットするようにどうもこういう人種が激カワな女の子といい感じになるのは見ていて心が温まります。
さらに今回のオタクたちはボーイスカウト。恰好はダサイですが。サバイバルに関しては人一倍の知識を持ち合わせています。そんな彼らにとって世紀末の時代こそ生きるべき場所なのでしょう(言い過ぎか?)
なお、出てくる女性はかなりセクシーな人が多いです。美人でもあるし、ポールダンサーだったり、露出が多い服も多いですので男性陣は目の保養にもなります。
なんて思ってポールダンスの店に入ってセクシーな女性を見ていたら、いきなり踊り子がゾンビでした。ゾンビ物語が突然始まります。
街はゾンビだらけ、高校生の彼らはスキルはあっても肝っ玉は小さい。
とにかく逃げて逃げて逃げまくります。
そんな時彼らをショットガンで助けてくれたのが、ポールダンスの店で働いていたデニースです。
デニースはタンクトップ短パンのセクシーな恰好をしていますが、肝っ玉が据わっています。
ゾンビの撃退方法もいつもなら銃だったり格闘だったりするのですが、高校生の彼らはガスで火炎放射器を作ったりと中々の手作り感のある倒し方で見ていて楽しかったです。
特にオギーはデブで赤毛の微妙な感じですが、彼こそピッキングをしたり、ピンチの友達を助けに行きます。
所どころ笑いも混ぜてきます。ロジャース隊長の家はドリー・パートンのパネルと写真だらけだったのは笑いました。また、動けないゾンビのおっぱいをちょっとだけ触るようなシーンもクスっときます。
彼らのゾンビ撃退理論もおもしろいです。まずは威嚇して追い返そうとしますが、その後はコミュニケーションをとろうとします。
ブリトニースピアーズのTシャツを着ているゾンビにはブリトニーの歌を歌って一緒に楽しみます。
そして最後も圧巻です。
ベンの惚れているケンドルを助けるために決死の覚悟で突入します。
自分たちで作った装備で突入する姿は滑稽ですが、かなり理にかなった装備です。
唯一今回心残りは隊長が死んでしまうこと。
熱血で彼らを指導した暑苦しい時代遅れのオヤジですが、あういう人は生き残ってほしかったです。
最後に
ゾンビ映画も最近はただのワーキャー言って逃げるだけでなく、いろいろな要素を織り交ぜてきました。ゾンビランドに代表されるように、ゾンビといえば怖いものですが、コメディ色を入れて怖い中でもクスっと笑ってしまう。そんな作品に仕上がっていますので、ぜひ一度ご覧ください。