映画デッド・ウェディング 鮮血の花嫁のレビューをあらすじ・ネタバレ含めて書いていきます。
【評価】50/100点
【ストーリー】
恋人のグラントと結ばれ美しいウェディングドレスに身を包む花嫁のベッキー。
仲間たちから熱い祝福を受け、結婚式の盛り上がりは最高潮に達していた。
参列者が見守る中、二人が永遠の愛を誓うため、ステージへと上がったその時、遠くから聞こえる銃声と共に参列者の一人が突如豹変! ゾンビと化し、周りの人々に襲い掛かってきた!
犠牲者が激増する中、式場から命からがら逃げ出した者たちが目にしたもの、それは、一帯を埋め尽くすほどのゾンビの群れと、機能を失い崩壊した町の光景だった。
行く当てもなく逃げ続けるも、次々と仲間を失い絶望の淵に立たされるベッキーたち。
そんな時、希望の光をもたらす情報が入った。それは、“非感染者は空港から脱出ができる”というものだったのだが…。
【レビュー・ネタバレ】
まずかなりB級な映画であることをはじめに言っておきます。
演技はザル、脚本は山なし、オチなし、意味なしという3冠です。
ただ、見れなくはない作品です。
展開は遅いですが、ところどころ突っ込みを入れながら見る分には暇つぶしになります。
まずはストーリを追っていきましょう。
冒頭いきなり、黒づくめの男が来て「この缶に入っている薬をここら一帯に空からまけ」と農夫を脅します。
おいおいその缶思いっきり有毒って書いてあるやん、、、
そして案の定町中がゾンビになります。
ただ、前半はなぜか登場人物の日常風景の描写が延々と流れます。
ゾンビが本格的に現れるのはほぼ半分が過ぎたあたり。
ちょっと展開が遅すぎます。
そしてやっとウェディングパーティ!
と思ったら、ウェディングというよりは中のいい人のただの飲み会のようなチープな会です。
まあでも、パーティなんか別に豪華じゃなくてもいいよね、と自分に言い聞かせる。
予告でもウェディングパーティで混乱している様子があったのでやっとこの場面と思い胸が高まります。
ウェディング会場のシーンはまさかの5分くらい。
速攻で会場を脱出してしまいます。
ちなみに花嫁の衣装はジャケットでは白ドレスですが、作品内はダンス衣装みたいなむちゃくちゃダサイ衣装です。
もはや詐欺です、、、、
あとはお決まりのじゃんけんで決めたの?ってくらい順番にゾンビに噛まれで死んでいきます。
ちなみにキャラクターはそれぞれ個性がまたなさ過ぎます。
まず花婿が弱すぎる。
はじめはビビリながらリーダーシップとってましたが、速攻でフレンドリーファイアーにあい足を負傷。その後はひたすらお荷物です。
そのくせ、花嫁のアル中の義理のクソ親父が一番強いなど、こちらの予想をことごとく裏切るキャラ設定です。
ちなみに2番目に強いのは花婿の名前があまり思い出せないトミー?とかいう前半影の薄いぽっと出のやつです。
うーん読めなすぎる。
ちなみにそのトミーもアル中親父の乱暴な運転により車から放り出されてゾンビの餌食になります。
正直このシーンが本作の一番おもしろかったシーンですw
そして、よくわかったことはゾンビのいる世界ではピックアップトラックの荷台に乗ってはダメということですね。
デッドウェディングのラスト結末は?
そんなこんなで空路で脱出するために空港まで辿り着きます。
しかし、空港でアル中親父が妻がゾンビに噛まれていることに気づきます。
(正確にはゾンビではなく、クモに噛まれたものです)
そしてこれまでの悪行が嘘のように突然アル中親父「妻を本当に愛していた」といって妻と共に自殺します。
いやいや、なんで奥さんクモに噛ませた?アル中親父は完全に勘違いで妻を殺してしまいます。
天罰かなにかか?
とにかくこの映画はアル中親父に始まり、アル中親父に終わる映画でした。
あとは「え、まだ生きてたの?」とばかりの役に立たない花婿と花嫁が脱出して終了です。
【最後に一言】
B級映画らしいとにかく突っ込みが多い、無駄が多い作品でした。
おそらく明日には内容をほとんど覚えていないと思いますw
本当に暇になって他に見るものがなにもなくなったら笑えるので見てください!