今日は映画「道化死てるぜ!(どうかしてるぜ)」のあらすじ、ネタバレを書きます。
この映画のタイトルは変換が難しい、、、道化してるぜとか同化してるぜとか、、
道化死てるぜ!の名前自体がふざけていますが、内容はもっとふざけています。
そんな道化死てるぜこそどうかしてるぜ!
道化死てるぜ!の評価・あらすじ
85/100点
【あらすじ】
ピエロのリチャードは営業で呼ばれた誕生日パーティーで、子供たちにさんざんバカにされてしまう。
子供たちは芸の邪魔をして笑い者にした挙げ句、なんと不慮の事故でナイフが顔に刺さり、ピエロが死亡してしまった。
高校生になった彼らは、反抗的でませた悪ガキに成長していた。
あの誕生日会の主役トミーの16歳を祝うパーティーの最中、なんと蘇ったピエロが姿を現し、惨虐な手を使ってあの時の子供たちに次々と復讐を果たしていく…。
【道化死てるぜ!のレビュー・ネタバレ注意】
グロ専門のホラーコメディ好きにはたまらない作品ではないでしょうか。
個人的にはこの不謹慎さは好きです。
ピエロというのはトラウマになる人が多いですし、ホラーキャラクターも多いですよね。
バットマンのジョーカーに代表される頭おかしい人の典型がピエロです。
ただ、世界広しといえどこいつほどイカれたピエロはいません。
スタートからあまり雲行きのよくない展開です。
小さい子供がピエロをバカにし、結果的にピエロが死んでしまいます。
ただこれは完全に事故です!!
もちろん人をバカにするのはよくないですが、かなり小さい子供で、普通笑ってほっぺをつねって終わりのところですが、このピエロは6年後に復活して殺人という形で復讐を遂げます。
いやそんな昔の話やし、子供のやったことなのに殺人はやりすぎだろ!
誰もが見ていてそう思ったはずです。
日本でも20世紀少年で小学校時代の恨みが最終的に世界征服の原動力になりますが、人の恨みってすごいですね。
その力が別の方向とかにいけばiPhoneとか作れるんだろうなあ。
しかも殺人と一言で言ってもロクな殺し方ではありません。
例えば彼は頭に空気を入れられて最終的に爆発してしまいます。
彼はアイスクリームのように頭の中をほじられます。
はっきり言ってこの映画を作ったアイルランド人は天才だと思います。
さすが、スペインのゲテモノ映画の祭典であるシッチェス映画祭でグランプリを受賞しただけはあります。
ファイナルデスティネーションに代表されるようなサスペンス性は皆無です。
あれもどうやって人が死ぬのかピタゴラスイッチのように進む展開を楽しむ映画です、
本作は同じ人が死ぬのを楽しむ映画ですが、趣向はどちらかと言えばいかにバカバカしくブラックに死ぬかを研究しています。
また、ピエロの自由すぎる動きを見ていて私は映画マスクを思い出しました。おそらくマスクをかぶった人が悪霊になったらこんな感じで周りの人を殺して回るのだと思います。
ちなみにそんな傍らでしっかり主人公の恋のかけひきも同時並行で行われているあたりがなんとも不謹慎すぎてグッドですw
道化死てるぜ!のラストは?
最終的にピエロを倒すには彼の魂の封印されている卵を壊す必要があることが判明!
「よくあるやつやん!」
と心の中で叫びました。
まあ大したラストではないです。
見どころはもちろん意地の悪い子供たちが殺されていくところなのでラストにどんでん返しなんかもありません。
【まとめ】
ブラックユーモア&グロが楽しめる人であれば十分視聴に値する映画だと思います。
頭をからっぽにしてなんだか、ちょっとパンチがある作品が見たいなあと思ったらぴったりな作品だと思います。
こういうのを日本でも作ってほしいなと思います、芸人の方とかこういうの研究してほしいですね。