ハングオーバーの監督がしかけるホラーコメディです。ビーバーちゃんがかわいいのでこれは見るしかないと思ったら思わぬ拾い物でとても楽しめました。
映画のあらすじ
田舎道を走る一台のトラック、積み荷の汚染廃棄物が、かわいいビーバーの住む湖にドボン! そんなビーバーたちの湖の近くに、男子禁制の女子会キャンプを楽しむためにやってきた仲良し3人組(メアリー、ゾーイ、ジェン)。一晩かけて恋愛話やSEXトークを楽しむ3人、しかし彼女たちの彼氏や元彼(サム、トミー、バック)が突然小屋に乱入してきてセックスとお酒で大混乱。
そんな中、ジェンがバスタブで凶暴なビーバーに遭遇! トミーの徹底的な撲殺で事なきを得たのだが、翌日、捨てたはずのビーバーの死体がどこにもない。しかも、逃げたような血の足跡が・・・。今、極限の恐怖が彼らを襲う
【ゾンビーバーのキャスト】
【キャスト】
レイチェル・メルヴィン『HEROES』/コートニー・パーム『SUSHI GIRL』/レクシー・アトキンス『テッド2』/ハッチ・ダーノ/
ジェイク・ウィアリー『パニック・スカイ』/ピーター・ギルロイ『最凶トワイライト』/レックス・リン『ジャンゴ 繋がれざる者』
【スタッフ】
製作:
クリス・ベンダー『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』『バタフライ・エフェクト』、
J.C.スピンク『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』『ハングオーバー!!! 最後の反省会』『アイ・アム・ナンバー4』、
エヴァン・アストロフスキー『キャビン・フィーバー』
エグゼクティヴ・プロデューサー:セオドール・ミラー
監督:ジョーダン・ルービン
脚本:ジョーダン・ルービン、ジョン・カプラン&アル・カプラン
撮影:ジョナサン・ホール『デッド・ハング』
編集:エド・マークス『ジーパーズ・クリーパーズ』
美術:フレデリック・ワッフ
音楽:ジョン・カプラン&アル・カプラン『ピラナコンダ』
【ゾンビバーのネタバレレビュー】
ビーバーを実際に見たことはありませんが、まずこの作品に出てくるビーバーはなんともチープです。B級映画であることは間違いなく作り物のビーバー、うまいとは言えない演技、時々入る無駄な小ネタ、不必要な女の子の裸、脈絡のない男女関係の絡みなどなどお腹いっぱいな作品に仕上がってます。
まず女の子3人組ではじまり、お決まりの真面目系女子、ちょっと不真面目な女子、そして主人公っぽい金髪の女の子。ビーバーなんだからそりゃ川とあるでしょ?じゃあわかってるよね、という感じでお決まりの女子ヌード。
そしてその後男子が加わり3対3で各々ふぁっくがはじまります。ちなみにこのうちの一組の激しいやりとりのNGがエンディングでいっぱい流れてこれもとても楽しめました。
さてそのうちやっとビーバーちゃんの登場です。はじめは「?」と思うほどのハリボテ感。日本の特撮ってやっぱすごいよな~なんて思っちゃうくらいのハリボテ。小学生の自由研究(ラスト3日で作った)みたいな出来のゾンビーバーはとにかく動きもまっすぐしか動けず、まるで指人形のような稼働領域しかない動きでした。
まあここまでなら単なる動物もののパニック映画かな~まあ女の子のヌードも見れたし、、、ぐらいに終わるのですが、ここからが本骨頂。
(以下完全ネタばれ)
金髪女子、まさかのビーバー化!!!!!!!!!
え、ビーバー人間?!てかお前主人公じゃなかったのかよ!?
声を出して笑ってしまいました。
本当にこの監督は天才だなと思いました。
たしかにゾンビのルールは噛まれたらゾンビになるのがお約束です。でもまさか人間とビーバーのハイブリッドになってしまうなんて!
しかもこれがまた、かなりチープ、、、、、w
単に出っ歯になってる金髪の人w
女優の人も頑張ったなほんと。これ友達とかにすごいイジられるだろうな、、、、w
本当に最近のゾンビものは色々な方法で視聴者の度肝を抜いてきますが久しぶりにばっちり抜かれました。
ちなみに最後の締め方も素晴らしいです。さすが、ハングオーバーの監督。一筋縄ではいかず最後の最後まで楽しませます。ラーメンで言えば最高のスープを最後の1滴まで飲み干せるような幸せです。
なるほど、はじめとおわりがなんともしっくりきて最後の最後まで楽しめる映画でした。
【ゾンビーバーの終わりに】
B級低予算ながら、監督、役者ともにとてもやる気を感じた作品だと思います。撮影シーンは特にありませんでしたが、楽しそうに笑いながら撮影していたんだろうな~と勝手に想像しています。
総じてコメディホラーの入門として見るのはいいと思います。初心者でも楽しめる映画だと思います。