映画「ダスク・オブ・ザ・デッド」のネタバレ解説

ダスク・オブ・ザ・デッド見ました!

見たきっかけはデッドがついているのでチョイスしました。最終的に「ゾンビ関係ないやん、、、」と言いたいところですが、とても面白かったので紹介したいと思います。

 【ダスク・オブ・ザ・デッドの評価・キャスト】

85/100

ダスク・オブ・ザ・デッド

(キャスト)

パウロ・コスタンゾ(『恋する40days』、『フィア・ストーム』)/ジル・ワーグナー(『ブレイド』 TVドラマ、『BONES -骨は語る-』シーズン4ゲスト出演)/シェー・ウィガム(『ロード・オブ・ドッグタウン』、『ワイルド・スピードMAX』)/レイチェル・カーブス

【ダスク・オブ・ザ・デッドのストーリー】

セスとドリーは週末をキャンプで過ごすため、車で田舎へと繰り出した。人気のない道を走っていると、立ち往生しているカップル、デニスとレイシーに遭遇。どこか様子がおかしい二人にドリーが警戒していると、突然、デニスが銃をつきつけ乗り込んできた!言われるがままに車を走らせ、ガソリンスタンドに立ち寄ることになった四人。しかし営業時間中にも関わらず、客どころか店員の姿さえ見えない。何かが起こっている・・・。ドラッグで不安定になり、得体の知れない不安にかられたレイシーは、ひとりトイレへ向かった。そこで彼女が見たのは、全身に棘が刺さり血まみれで息絶えた男の姿だった!(amazonより)

【ダスク・オブ・ザ・デッドの総評】

いやーひさしぶりにいい作品を見ました。

はじめにも書きましたがゾンビは全く関係ないです。どうしても海外のB級作品は邦題を付ける際にデッドをつければ売れると思っているようです。

そして悲しいかな、それにだまされるのが私のような人です。

ですが、これはとてもいい意味で裏切られました。洋題はSPLINTERです。つまりトゲトゲですね。

ダスク・オブ・ザ・デッド

どこからか現れたトゲトゲに指されると一瞬で身体の自由を奪われてしまいます。そして周りの人間を襲いはじめます。

舞台はとあるコンビニの中という狭い空間でとても迫力のある展開が行われます。

テンポもかなりよく、一難去ってまた一難というあっという間の展開です。この展開の速さが「てかこのトゲトゲってなんだよ」という素朴の疑問をユーザーに抱かせずに一気にエンディングまで駆け抜けます。

見ているときには気づきませんでした要所要所でとても細部にこだわりのある世界観だと思います。

トゲは脳を乗っ取るのではなく、生き物をマリオネットのように操ります。よく脳をのっとってしゃべりだすやつなんかもいますが、あくまでもトゲは自身が意思を持った生命体です。

その証拠に手だけでもトゲは歩き回りますし、動きも全体にバランスがある感じではなく、あくまでも糸に引っ張られるような動き方が特徴です。(こういうところもとても世界観を作るのに一役買っています)

ダスク・オブ・ザ・デッド

(え、手だけでも動くんだ!と感動しました)

決して知能があるわけではない人間が集まって知恵を出しながらトゲを研究しはじめます。

どういう方法で身体を乗っ取るのか、目は見えるのか、弱点はあるのか、どうやったら倒せるのか、乗っ取られた人間に理性は残っているのかなどその試行錯誤の過程が見ていて面白いです。

そして最後に弱点を見つけ出しうまく出し抜きます。

ダスク・オブ・ザ・デッド

通常ですと銃をぶっぱなしまくって終了なのでしょうが、そこらへんもアイデア勝負でいいと思います。

下手なモンスターであったり、いっぱいゾンビが出てくるものはどうしても派手さばかり目だって、世界観のクオリティが下がりがちですが、それぞれのキャラクターと世界観を絶妙に引き出す作品だと思います。

そしてやはりそこにいる人間同士のドラマもいいですね。どうしてもゾンビ映画はドンパチやるほうが中心になってしまいますが、やはり人間ですからどんな危機的状況でも人間らしさがあったほうが、見ていて感情移入できます。

はじめは強盗として入ってきたデニスが最終的には二人のために命を張るところなどうまく起承転結ができてますね。

【ダスク・オブ・ザ・デッドの最後に】

Yahooの点数はそんなに高くないのがとても気になりますね。面白いと思うけどな。

とてもチープな作りだと思いますが、ハリウッドのよくわからない勢いだけの映画よりも断然面白いと思います。

ベタな展開だけどホラー素人の方も頑張れば見れるB級良作ですね。