ゾンビサファリーパークの評価
★★★★☆
ゾンビ映画としては久しぶりにまともな作品を見ました。
ジュラシックパークのゾンビ版のような本作は雑なパロディ作品よりもしっかりとセットを作っている分、とてもよくできている作品だと思います。
一方で導入が少し長い分、ゾンビ映画としてのパニック部分が短めになっているのが少し難点でしょう。
しかし、全体的にゾンビサファリパークの裏の顔や、お決まりの「クズは死ぬ」という条件など安心して見れる作品でした。
ゾンビサファリーパークのあらすじ
ゾンビとの戦争から7年、人間は少しづつ文明と落ち着きを取り戻し始めていました。
戦争で心にトラウマを追った人たちのためにゾンビ狩りを楽しむための孤島の施設「リゾート」には、戦争で父を亡くしたメラニーが恋人のルイスと訪れていました。
周りがゾンビ狩りを楽しんでいる最中でも、ゾンビを殺すことに心理的抵抗があるメラニー でした。
そんなさなか、何者かが「リゾート」のシステムをハッキングし、セキュリティシステムを制御不能にしてしまいます。
島ではゾンビが解き放たれてしまい、制御不能と判断した政府は島を爆撃するブリムストン・プロトコルが発動するのでした。
ゾンビサファリーパークのネタバレ感想
完全に「ジュラシックパーク」から影響を受けているのだからゾンビサファリパークじゃなくて「ゾンビパーク」にすればいいのに、と思ったらすでに公開作品にあったんですね、「ゾンビパーク」。。。。
この手のゾンビ映画としては異例の出来となっているのがこのゾンビサファリパークです。
昨今はコメディにしたり恋愛にしたり、どうしてもゾンビものシンプルなものが生まれにくい中で一番しっかり金と時間かけて作っているなという印象です。
いい意味で中身なし
そもそもゾンビ映画に意味なんて求めてはいけない、のが私の持論で「頭からっぽ」に見るべき映画なんですよね。
改めてゾンビ映画ってシンプルイズベストだなと思いました。ゾンビ映画のほとんどが、発生→感染拡大→人間の抵抗→安全圏への逃亡、という流れで作られますが、この流れを古いと思う監督がいつつもこれだけで視聴者は満足だったりもします。
もちろん「普通の映画」という評価になるわけですが。
最後に
ゾンビ映画としては王道のストーリー、チープすぎない設定やCGなど、ゾンビ好きには満足できる一作ではないでしょうか。
変化球系のゾンビ映画もいいですが、たまには王道のゾンビ映画もいいものです。