映画トゥームレイダー-ファーストミッションのあらすじとネタバレ感想

トゥームレイダー ファーストミッションの評価

★★☆☆☆

一言「期待はずれ。。。。」

トゥームレイダーはゲームも映画も両方経験してきた人間からすればその中でも最もダメな作品になってしまいました。

もともとトゥームレイダーは映画版があり、アンジョリーナジョリー版が大ヒットだったのですが、どうしても劣化版といわざるを得ませんでした。

トゥームレイダー ファーストミッションのあらすじ

ララ・クロフトは、自分で生活する分を自分で稼ぐギリギリの生活をしていました。

大富豪で冒険家の父が失踪してからだいぶ月日が経っていました。

彼女は父親の死を受け止められていませんでしたが、父の残した家を守るため死亡宣告書にサインすることになります。

遺品として渡された品物はクロフト家の冒険の記録を収めた部屋への入り口を示すヒントで、彼女は父親が日本のどこかの島にいることを突き止めます。

その島はかつて卑弥呼が死の力を封じ込めた島といわれており、誰も近づきたがらない島でした。

ララは香港にとび、船乗りのルーを探し出し、島に上陸します。

しかし、島では秘密組織トリニティが卑弥呼の隠した兵器を探すために島の住人を奴隷にしていました。そのリーダーであるマサイアスはついに卑弥呼のお墓を探し当てるのでした。

結末ラスト

卑弥呼のお墓はさまざまな仕掛けが施されており、侵入者を殺す仕掛けになっていました。

次々とマサイアスの部下が死ぬ中でついに棺おけを見つけ卑弥呼の遺体を持ち出そうとします。

しかし、卑弥呼の身体には接触すると感染するおそろしい病原体がありました。

ララは隙をつき、マサイアスを倒し、島を脱出します。

アメリカに戻ったララは改めて死亡報告書にサインをして、あることに気づきます。それは父の会社にトリニティの関連会社があることに気づいたのです。

ララは質屋に預けてあった形見を取り戻し、二丁拳銃を片手に

 トゥームレイダー ファーストミッションのネタバレ感想

ボーンシリーズ、ターミネーター、スパイダーマンなど多くの名作がリメイクというかリブートというか世界観そのままに制作が行われることが最近多いです。中には続編?と言えるような駄作も多く、結果的に評価が低いものも散見されます。

残念ながら多くが設定が同じままキャラ設定に失敗して主役の魅力が半端に終わってしまっています。

本作もその1つで、かつてアンジェリーナジョリーが作り上げたララ・クラフトのイメージを無視して作り上げたララは情けなく、決断力がなく、セクシーさもなく、オーラもなく、弱い。そんなキャラが出来上がってしまいます。

私の知っているララ・クラフトは、賢く、セクシーで美しく、スタイリッシュで何より強いのです。

ファーストミッション

制作側のファーストミッションとして、ララクラフト誕生の瞬間を作り上げたかったのでしょうが、はっきり言って野生児のような髪がボサボサで魅力のないララクラフトを見せられたファンはがっかりでしょう。

普通の女の子が冒険に出るのであればそれは別にトゥームレイダーである必要はないのです。

美人の整形前の写真を見ているよう

誤解をおそれず言えば、まるで美人の整形前の写真を見ているようなのです。誰がそんなもの見たいでしょうか、今の姿が良ければそれでいいので過去なんてどうでもいいのです。

見せたい姿を見せるのがヒーローであり、ヒロインであり、誰がスーパーヒーロー、ヒロインが冷凍食品を温める姿を見たいと思うでしょうか。

ヒーローのファーストミッションは制作が難しいというのが本作の教訓でしょう。

作品の出来

作品自体も正直いまいちといわざるを得ないでしょう。

主役の人がアクションに慣れていないせいかCGを使ったリポビタンDのようなシーンばかりで、落ちそうで落ちない、そんな場面が連続します。

シナリオも単調でひねりがないので盛り上がりに欠けます。もう少し謎解き要素を増やすとか、人間関係を細かく描くとか、やりようがあったのではないかと思います。

最後に

続編がありそうなラストでした。

ラストになってやっと二丁拳銃が復活したので、次回作はもう少しいい出来になることを期待しています。