シャーク・ナイトの評価
★★★☆☆
シャークものとしては王道の流れの作品。
一方でつまらないと思う人も多くいると思いますが、個人的にはシャークが歩けば棒にあたるというか地雷に当たるというか、外れがあまりにも多すぎるのでこれぐらいシンプルにまとまっていたほうがいいですね。
強いて言えばもう少しシャークと人間の戦いがあってもいいように思います。どうしても大学生とチンピラの小競り合いばかり目につきます。
あとはパッケージがいいですね。鮮血って感じが出ています。
シャーク・ナイトのあらすじ
ニックは校内ナンバー1の優秀な大学生、憧れている大学生のサラの別荘のあるクロスビー湖にバカンスに行くことにしました。
お金持ちのサラ、デニス、ベス、ゴードン、マヤ、ブレイクとともに車に乗り込みます。
途中、休憩で寄ったストアで地元のダイバー、デニスとその仲間レッドと出会います。
レッドはイヤなやつだったが、デニスが止めに入ります。
しかもデニスはサラと旧知の仲のようでした。
そして、モーターボートで走っているとグレッグ保安官に呼び止められますが、特におとがめはなく、フランクな雰囲気で接して来ました。
コテージについた彼らは各々自分たちの好きなことをして過ごしました。
マリクたちは水上スキーで楽しんでいましたが、しかし、マリクが突然姿を消します。
落ちたものと思い仲間が話かけますが、なんとマリクの腕がありません。
ボートのスクリューに巻き込まれたのではないかとみんなで慌てて止血しますが、携帯も届かない場所なのでどうしようもありません。
医学生を目指すニックはすすんでマリクの手を治療します。
ちぎれた腕を探しだしますが、そこでサメを見つけました。
湖なのでサメなんてありえないと思っていた彼らですが、塩水湖なのでありえるとニックが説明します。
一度マリクを医者に見せるためにボートで出発する彼らですが、サメの突撃によってマヤが振り落とされてしまいます。
また、サメの突進によってボートが壊れてしまい、仕方なく助けを待つために島に戻ります。
助けを呼ぶために閃光弾を撃ちますが、だれも気付いてくれません。
するとデニスとレッドがコテージにやってきます。
彼らは協力的で、医者につれていくと言いました。
ベスたちもデニスと一緒に船に乗り込みます。
しかし、デニスたちの様子がおかしいのです。
突然銃を取り出し、ゴードンに海に飛び込むように脅し始めます。
逃げようとしたゴードンはデニスに肩を撃たれてしまい、海に落ちてしまいます。
一度は命からがら逃げだしたゴードンですが、サメに食べられてしまいます。
次はベスの番です。
服を脱がされて、網の中にいるダルマサメ(小く、光を発行するが、かみつく力は強い)たちの餌食にされてしまいます。
サラは待っているああいだにニックにこれまでのいきさつを話しました。昔デニスと付き合っていたこと、大学進学のために彼と別れたこと、最後のデートで置き去りにされかけたこと、そして、不可抗力でデニスにけがを負わせてしまったことなどを話しました。
そのころ、マリクは恋人のマヤを殺された恨みを晴らすためにサメを殺そうとしていました。
死闘の末にサメを殺すことに成功します。
しかし、ニックが見たサメはマリクが見たものとは種類が違うと言いました。
ブレイクはマリクを病院につれていくためにジェットスキーに乗せます。
しかし、サメたちに追いつかれてしまい二人とも餌食になってしまいました。
そのころサラの家には保安官が来ていました。
保安官はデニスたちとグルでサラを眠らせて誘拐するつもりでしたが、サラが保安官のトランシーバーを聞いて、それに気づき保安官を殺そうとしますが、デニスに取り押さえられてしまいます。
そのころ、ニックも捕まっていて、今にも保安官にサメのいる水槽に落とされそうでした。
ニックは好きを見てライターを奪い取り、拘束具を焼き切り、逃げ出します。
そのときに床に転んだアルコールに引火し、保安官は死んでしまいました。
ニックはサラを助けるためにデニスのいる船に行きます。
サラは折に入れられ海に投げ入れられました。
ニックはデニスを殴り海に沈めます。
ニックがサラを助けようとしますが、デニスがそれを邪魔します。しかし、デニスの後ろにはサメが近づいてきており、万事休すでした。
サメはデニスを殺したあと、そのままの勢いでオリの中のサラを襲います。
ニックはサメを撃退するために武器を持ち、サメに突き刺します。
無事サメを殺すことに成功した二人はキスをします。
しかし、後ろからサメが迫ってきていました。
シャーク・ナイトのネタバレ感想
おそらくあなたがそれなりにB級映画を見ている人であれば、シャークものがどれだけ地雷なのかはよく知っているはずです。
シャークネードが少しヒットしたことをいいことにアルバトロスをはじめ多くのB級映画会社は謎のシャークものを作ってきました。
時にサメが台風でやってきたり、頭が2つ、3つとどんどん増えていったり、砂の中を移動したり、雪の中を移動したり、サメたちは進化なのか、退化なのかもわからない設定で映画を撮られ続けました。
だからこそ、普通のシャークものに当たった時に私はほっと安心して胸をなでおろします。
若い大学生、夏休み、コテージ、水着、怪しい田舎のおっさん、やる気のない保安官、そして、シャークです。
夏だ!海だ!水着だ!シャークだ!
そんなフレーズすら思い浮かぶド直球のこの設定に私は胸躍りました。
しかも、水着女子が久しぶりにかわいい子たちなのです。
とんでもないババアばかりの映画もありました。
しかし、今回はなんとアメリカドラマで今絶好調のスコーピオンのペイジ役のキャサリン・マクフィーまでいるではありませんか!
今回はちょっとビッチっぽい感じではありますが、やはり男ですのでここらへんのラインナップは重要ですよね。
話の内容自体はあってないようなものです。
ちょっとサイコパスっぽいデニスたちですが、かなりの小物ですので、もう少しえげつない感じの悪のほうが話的にはよかったかもしれません。
シャーク・ナイトの最後に
ちなみにシャークナイトという割には夜はあまり関係ありません。むしろ襲われるのはサメが見えるときなのでほとんどが昼間なのになぜシャークナイト?
まあこの手のつっこみは無粋なのでやめておきましょう。
もうこのシャークナイトで納得できないユーザーはサメ映画は今後見ないことをおすすめしますね。