映画68キルのあらすじ・ネタバレ感想【大金を手に入れるのは誰だ】

68キルはアメリカのバイオレンス映画。

主人公のチップを演じるのはクリミナルマインドのスペンサーリードでおなじみのマシュー・ギュレイ・ギュブラー。

クリミナルマインドではクールな天才分析官を演じていますが、本作では打って変わって、社会の最底辺の配管工でほとんど彼女のヒモ状態のだめ男の役をしています。

映画68キルの評価

★★★☆☆

バイオレンス映画としては暴力はそこそこの描写。

どちらかとぶっ壊れた人間がいっぱい出てくるのでそういったクズどもの醜い争いを楽しむほうがいいと思います。

個人的にはライザが娼婦としてもキチガイとしてもセクシーないい演技をしているのでそこに注目です。

 映画68キルのあらすじ

【大筋】

ヒモ、ビッチ、サイコ、ギャング…最後に笑うのは誰だ! ?
気弱で女好きの配管工チップは、美人なガールフレンドのライザに頼まれると嫌とは言えない。彼はライザから、知り合いの金持ちが金庫に隠している6万8000ドルを盗みに行こうと誘われ、渋々同行する。しかし、留守なはずの家主は家にいて、犯行はあっさり失敗。逆上したライザは家主を惨殺してしまう。二人は金を奪って逃走を図ろうとするが、邸内にはもう一人、不運な目撃者がいた…。リンク

 【ネタバレ詳細あらすじ】

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イチモツだけは立派な彼は彼女が売春したお金で生計を立てている情けない男チップ。

しかもチップはとんでもないヘタれで、自分で何も決められないし、他人の言いなりばかりになる人生を送っていました。

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これが彼女のライザ

超絶美人で、スタイルも抜群。

お金持ちに売春して生計をたてているビッチです。

チップにベタ惚れで、お金持ちになることを夢見ています。

そんな二人はあるお金持ちの家に侵入して強盗することを計画します。

勇気のないチップは絶対に人を殺さないという約束をしてライザとともに家に侵入します。

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家には誰もいない日を狙ったにもかかわらずライザの情報はあてにならず家には金持ちがいました。

彼はライザとの行為の動画を見ながらひとり楽しんでいます。

チップは作戦を中止しようと提案しますが、ライザは懐からナイフを取り出し男に近づきます。

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ためらわず男の首を掻っ切るライザ

混乱するチップ。

ライザははじめから住人を殺してからすべて奪う予定だったのです。

そのため、拳銃やナイフを持っていました。

チップはライザに起りましたが、ライザは知らんぷり。

そこに奥さんが現れます。

チップは奥さんを捕まえて逃がそうとしますが、すかさずライザがさくっと瞬殺

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二人はしっかり金庫をあけてお金を手に入れました。

金額は6万8千ドル。

日本円で700万円くらいですが、正直これで殺されてしまっては溜まらないです、、、

やはり現金なんて持ってないにかぎります。

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さて、住人二人以外に物音がします。

これにはライザもびっくり。

様子を見に行くとバイオレットという女性がいます。

彼女は魅力的な女性で、なぜか金持ちの家にいました。

チップはまた彼女を捕まえて逃がそうとしますが、ライザはその場では殺さず、ライザの兄のところに連れて行って売ることを提案します。

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チップはバイオレットを殺さないことに安堵し、車に乗せました。

それにしてもバイオレットは魅力的な女性です。

この後バイオレットが実は金持ちにゆすられており、奥さんとの3Pを強制されていたことを告白します。

ライザはバイオレットを兄貴のところに連れていきます。

兄貴はやばいやつで女性を切り刻むのが趣味という最悪の人間です。

家には惨殺した女性の写真やビデオ、記念品がいっぱいあり、チップはびびりまくります。

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心なしかムカデ人間2の主人公っぽいやばい雰囲気が漂います。

クリミナルマインドなら100%サイコパスですね。

チップはこの男にバイオレットを渡すと絶対に殺されると思い、車ごと逃げることに決めます。

ライザは追いかけてきましたが、ハイウェイまでいったところで巻くことに成功します。

そして、その途中のハイウェイで、トランクからバイオレットを出して開放しようとしますが、彼女に銃を奪われてしまいます。

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ヴァイオレットは車の中で一部始終を聞いており、チップが悪い人間でないことを理解し、チップとともにお金をもって逃げることを提案します。

チップもバイオレットの身の上話を聞いて、彼女に同情し、彼女と遠くに逃げることを決めます。

途中に寄ったガソリンスタンドで店員に大金を持っていることがばれてしまいます。

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しかしバイオレットの助けによってその場を逃れたチップたちは途中のモーテルで一休みします。

しかし、よく朝起きるとバイオレットの姿がありません。

だまされたと頭をよぎるチップですが、バスタブを見るとバイオレットの死体が。

チップが受付の人間に聞くとゴス系の女が来ていたことを聞き、犯人が昨日のガソリンスタンドの人間だと知り行方を探し始めました。

彼女の行方を知った彼は、家に突入して金を返すように言いに行きます。

しかし、彼女は一人ではなく、麻薬仲間が何人もいました。

形勢逆転、ジャンキーに銃を向けられて、何度も殴られるチップ

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もうだめかと思い、あきらめかけたその時。

ドアからライザと兄貴が飛び込んできます。

ライザはショットがんを持っており迷わずぶっぱなし、そこにいる人間をどんどん射殺していきます。

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ライザはいかれていますが、ここまでいかれているととってもかっこいいです。

美人とショットガンは似合いますね。

完全に形勢逆転し、チップも自由になります。

女二人は兄貴が隣の部屋に持っていきました。

チップはもうこんな現実にうんざりしており、吹っ切れたように外へ出ていきました。

しかしライザは自分とくるように説得します。

しかし、チップは拒否

ライザは銃口をチップに向けます。

チップはズボンに隠し持っていた拳銃で結局ライザを射殺します。

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「したくなかった」というのはチップの本心でしょう。

彼にとってライザは愛すべき人であり、愛してくれた人ですから。

そして、チップは持っている銃で部屋に入っていきます。

部屋では兄貴が女の子を切り刻んで楽しんでいました。

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完全にいかれている兄貴です。

チップが兄貴を打ち抜きます。

チップはそのままその場にいる全員を射殺し、小屋に火を放ちます。

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その後チップはお金を持って車で逃走。

途中美女が話しかけても無視して車を走らせました。

 68キルの感想

冒頭でも言いましたが、チップのヘタレ度とライザのバイオレンスぶりとセクシーぶりが見どころの映画です。

脇役もしっかり役をこなしており、ライザの兄貴も見た目もやばいだけでなく、しっかり中味もやばいやつです。

社会の底辺がどこまでひどいのかはわかりませんが、彼らのいる街は間違いなく、荒廃したろくでもない世界です。

あ、お金持ちだ!

そうだ殺して奪おう!

あいつ金持ってる!

よし、殺して奪おう!

お金取られた!

よし、殺して奪おう!

あ、あいつ金持ってる!

よし、殺して奪おう!

もうこんな世界いやだ!

よし、殺して逃げよう!

一言でいえばこういうストーリー構成なんです。シンプル イズ ザ ベスト!

人がお金を欲しがる理由などどうでもいいのです。

底辺から這い上がるのに理由などいらないのです。

チップのように人に流される人間はいつでも人に搾取されるのです。

そして、本作の一つの見どころはチップの成長。

心優しきヘタレ男が最後には見事な男になります。

荒廃した世界ではこういう強さが必要なのです。

最後に

あまり説明はいりません。

頭をからっぽにして見れるバイオレンス映画です。

時にぷっと笑えるような展開もあり、それなりに丁寧に作られている作品です。