Z Inc.ゼットインクの映画解説
Z Inc.ゼットインクの評価
★★★★☆
パニック系として非常に楽しめる映画。
ストーリーはあってないようなもんだが、アメリカのビジネスマンへの皮肉がたっぷりつまっていてB級なのに楽しめました。
Z incってのがね。ゾンビっぽく思わせるのは少しずるいですかね。
Z Inc.ゼットインクのあらすじ
感染した者のストレスホルモン濃度を高め、感情と理性のバランスを崩す「ID7ウイルス」が世界中で広がりを見せる。
ある日、高層ビル内にオフィスを構える大手法律事務所勤務の弁護士デレクは、同僚のミスを押し付けられて解雇を言い渡される。
荷物を整理していると、ID7ウイルスが原因でビルが完全に封鎖されてしまう。
凶暴化したウイルス感染者がビル内にあふれかえり、解雇の撤回を求めるデレクは最上階にある社長室に向かうが……。
Z Inc.ゼットインクのネタバレ感想
ウォーキングデッドのデレク役のスティヴン・ユアン主演のパニックアクション映画です。
似たような作品にサラリーマンバトルロワイヤルがあります。
映画サラリーマン・バトルロワイヤルのネタバレ解説・感想【ベルコ社の大規模実験】
会社内に社員同士が殺しあうというのは同じなのですが、決定的に違うのは本作の登場人物が全員キチガイであるということです。
問題はウィルスによるものという設定ですが、ウィルスに感染する前からなんとも全員普通ではない雰囲気が漂っており、ウィルスはいいガソリンになりました。
Z Inc.ゼットインクの見どころは
この手のパニック映画は数多くありますが、多くがウィルスでおかしくなった人間VSか弱い人間ですが、今回は狂った人間VS狂った人間の戦いなので単純なアクションとしても楽しめます。
出てくる武器も釘打ち器やハンマーなどの鈍器なので殺し合いという感じが出てリアル感があっていいですね。
日本の映画バトルロワイヤルでもいろんな武器で学生たちが殺し合いをしていましたが、やはり身近な武器で戦う方が、拳銃で一撃より見応えがあります。
あとはこの映画はやはりウォーキングデッドのデレクファンにはたまらないと思います。
偏見かもしれませんが、韓国人っぽい彼がストイックに働く姿がなんとも様になるというか、目的のために手段を選ばない姿がなんとも様になるというか、ここを白人とか黒人を選ばないあたりが監督のセンスを感じます。
最後に
本作はクレイジーな戦いを見たい人にとってはとっても、ニーズのあった作品と言えるでしょう。
グロも多少ありますが、騒ぐほどではありません。
人によっては上司にムカついてる人なんかは、ハンマーで頭をかち割られているのを見てスカッとするかもしれません。