映画 NAKED ネイキッドのあらすじ・オチ結論・見どころ
TSUTAYAのホラージャンルの棚で一際目立つ存在。
ホラージャンルの棚のパッケージが黒っぽいものが多い中で唯一白いパッケージで8作くらいが並ぶ場所。それがNAKED ネイキッドシリーズです。
裸の女性が縛られているパッケージが印象的な本作ですが、タイトル通り肌の女性が主人公です。
NAKED ネイキッドのあらすじ
物語はニューメキシコ州のありふれた田舎町でスタートします。
ダイアナは友人と一緒に出演したミスコンで優勝。夢を掴むためにこの地に職を探して田舎を飛び出してきた。
しかし、その街での仕事はストリッパーであり、帰りの旅費もない彼女は泣く泣く、ストリッパーとして生計を立て始める。
しかし、この町ではストリッパーの女が連続で失踪する事件が起きていた。
警察は本調子で調査することもせず、魔の手はダイアナにも伸びることとなり犯人に拉致される。
目覚めたダイアナは自分が全裸で草原で男と二人でいることに気づく。
男は「これからお前を追うから逃げろ」と言ってダイアナは逃げ出す。
NAKED ネイキッドの結末
ダイアナと犯人の追いかけっこは続いたものの、最終的にダイアナは犯人から逃げることに成功する。犯人は逃げるダイアナの車に轢かれてしまい死亡する。
ダイアナ自身も激しい精神的ショックにより、治療を受けるが、治療の途中で病院から姿を消す。
その後ダイアナは性犯罪の前科がある人間を特定し、彼らを誘い出し、射殺することを続けるのだった。
NAKED ネイキッドの見どころ
はじめに書いた通り、シリーズが続く作品のため、大変興味深々に見ました。
一つの見どころはその題材。
NAKEDネイキッドの名前のとおり、女性を全裸で草原に置き、逃げさせるというのは大変に新しい設定です。
本作はおそらくドSの監督が作ったことがうかがえます。
何しろ①騙されて最底辺ストリッパーをやらされる②殺される恐怖にさらされる③全裸で逃走させられる
①と②は正直よくある話だと思っています。
しかし、女性の尊厳を奪うにあたって③は非常に効果的ではないでしょうか。
もし、視聴者が女性であればその精神的ダメージは計り知れないものがあり、本作品はある意味で女性の視聴者をターゲットに絞ったものかもしれません。
その他は中程度の評価
B級映画としては非常に丁寧に作られていますし、彼女を助けようとした人間はほとんどが死ぬのでそこらへんは容赦ないかなと思います。
作品としてのグロ度は高くなく、低くなくですが、個人的にはこの手の作品ではもう少しグロや残酷さに磨きがかかってもいいかなと思います。
やはり、エロとホラーというのものをある程度つきつめると本作のような作品の発想にいきつくのかもしれません。
とにかく全裸で乳を揺らしながら逃げる女性という、なんとも生生しい光景に、古い映画なりに新鮮さを感じました。
NAKED ネイキッドの最後に
そうは言ったものの、何作も連続作品ができるほどのものか?と聞きたくなる感じではあります。
また、ラストでダイアナがリベンジャーになってしまうのもなんだか唐突すぎて若干ついていけないところがあります。もしかして続編でダイアナが男をネイキッドハンティングすることが?!
いや、ただおっさんの裸みても誰も喜ばないので製作はされないことを祈るばかりです。