【サウスパーク無修正映画版の評価】
70/100点
とにかく下ネタが多いし、くだらない描写が多いので見るときにはご用心。
【サウスパーク無修正映画版のあらすじ】
アメリカの田舎町「サウスパーク」に住む子供たちは、カナダの下ネタ漫才コンビ「テレンス&フィリップ」が大好き。
T&Pの映画を見たスタンら4人は汚い言葉に染まっていく。
そのことに怒ったサウスパークPTAはカナダに猛抗議。
抗議運動は全米に広がり、さらには米加の全面戦争に発展する。
テレンス&フィリップは戦犯として捕らえられ、公開処刑されることに。
それに対して子供たちはレジスタンスを結成し、テレンス&フィリップの救出を計画する。
はたして子供たちはテレンス&フィリップを救えるのか。
【サウスパーク無修正映画版のネタバレ感想】
あまり知らずに見てしまったこの映画は本当にすごいですね。
彼らは下ネタをしゃべる表現の自由と戦うという謎の設定であるのだが、最終的にカナダとアメリカの戦争になってしまうし、フセインがよみがえってしまう。
一見ばかばかしい話ですが、人種、性別、職業、宗教、表現など多くの差別にひるむことなく、ネタにしながら展開していきます。
しかもリズムのいい音楽に乗せながら、これでもかっというくらい下ネタ満載にしながら、まるでミュージカルのようにかわいいキャラクターがすすんでいく。
吹替版がおもしろい
ジョージクルーニーが声優しているのもすごいですが、せっかくなら吹替え版で見ることを最大限おすすめしたいです。
なぜかサウスパークに人間は関西弁でカナダ人は謎のイントネーションで話している。
なぜ彼らが関西弁で話すのかわからないが、これが妙にしっくりくる。
完全な偏見だが、関西人は相手にストレートに物事を伝えるし、お互いにアホなことをずっと言っているイメージがある。(怒られるかもだが)
つっぱしったお母さんが結局元凶のオナラの芸人二人を処刑するあたりは、大阪のおばちゃんのよくわからない勢いがすごくあっているように思う。
とにかく小ネタが多すぎて拾いきれない。ドラマERをぱくっている部分もあるだろうし、24のようなところも見受けられる。
とにかく彼らは大枠のストーリーをすすめながら、お互いにブラックユーモアでけなしながら話をすすめていく。
サウスパークの最後に
社会派映画であるだろうが、そこまで堅苦しく見なくていいように思います。
私個人はアメリカの非常に自由で非常にわがままで、ジャイアンみたいで、かつ頭の悪い感じを存分に楽しめました。
通常だったら言えないブラックユーモアをアニメにしてキャラクターにしゃべらせることで形にするなんてなかなかない作品だと思います。