地獄へ連れてけ!映画トゥ・ヘルのあらすじとネタバレ感想

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トゥ・ヘルのあらすじ

トラック運転手のジョーは借金まみれの荒んだ生活を送っていました。

彼は愛する妻と子供を失い、苦しんでいました。

ある日コンビニのトイレに寄った彼は物音がしてのぞき込むとそこには男に首を絞められている女ジュリーがいました。

ジョーは男を叩きのめし、ジュリーを助けますが、逆にジュリーに責められます。

訳を聞くと、ジュリーの娘ビリーが事故にあい、意識不明の重体であり、娘を助けるために幽体離脱する必要があると説明しました。

彼女は意識を失うことで死の世界へ行き、娘の魂を呼び戻すのでした。

しかし、意識を取り戻したビリーはいつもと様子が違い、特にジョーを見る目が違います。

彼女には妻のメアリーの魂が乗り移っていたのでした。

トゥ・ヘルのネタバレ感想

ああ、ニコラス・ケイジよ、どうしてしまったのだ。

かつてはコンエアーやナショナルトレジャーなど「少し癖はあるが根はまっすぐ」な主人公を演じていたころが懐かしい。

最近のこのトゥヘルといい、「マンディー地獄のロード・ウォリアー」といい、「マッドダディ」といいニコラスケイジは頭がおかしくなった人の役が非常に多く、しかもうまどんどんうまくなっています。

特にこのトゥヘルよりも「マンディー地獄のロード・ウォリアー」でのダサイ衣装にむさ苦しい髭での蛮行はもはやハリウッド俳優というブランドをかなぐり捨てての怪演です。

なぜだかどうして、ナショナルトレジャーで学者をしながら謎をといていたイメージからいつの間にか、底辺のホームレス一歩手前のような役が多くなってしまったのか。

これは彼が自らそういう役を選んでいるのか、それとも私生活が借金まみれだから仕方なく日銭を稼いでいるのか。

もはや「主役がニコラスケイジだから安心して見れるね」というたぐいの人物ではなくなってしまったのか。。。

ただ、Wikipediaでニコラスケイジを調べると彼のプライベートは借金まみれであることがわかります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ニコラス・ケイジ

実は素のニコラスケイジはこういう荒んだほうがあっているのかもしれません。

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 トンデモ設定

しかもこの映画、出演している役者の演技もそれなりのものであるが、どうしてもチープさが否めないのはそのトンデモ設定です。

なにしろ冒頭で臨死体験で死者の世界と行き来できる女が出てきたと思えば、その結果、娘に乗り移ったのが別の男の元嫁という展開。

あらかじめ内容を知らないと突然の展開についていけなくなってしまうのですが、この映画がギリギリ見れる作品なのはやはりニコラスケイジにしろ、出演者の迫真の演技のたまものなのでしょう。

最後に

ドタバタした映画で万人受けする映画ではないものの、荒んだニコラスケイジを見たい人はぜひご覧ください。