(本作は暴力的なシーンや表現が含まれているので苦手な方は以下は閲覧注意です)
アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ2のキャスト・評価
出演: ジェマ・ダレンダー,
ジョー・アブソロム,
ヤボール・バハロフ,
アレクサンダー・アレクセイエフ,
マリー・ストックレイ
監督: スティーヴン・R・モンロー
評価:65点/100点
アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ2のあらすじ
モデルを目指すケイティ(ジェマ・ダーレンダー)は、自己プロフィール用の写真を無料で撮影してくれるという男性3人組の話に乗る。
だが、撮影現場でポルノの撮影を行おうとする彼らの怪しげな言動に不信感を覚えた彼女は、途中で撮影を中断して逃げだす。
その後男性たちのうちの一人が彼女のアパートを訪れ、あることがきっかけでレイプにまで発展してしまう。
その後3人組により拉致されてしまった彼女はブルガリアで監禁されてしまい日夜暴力を受ける日々に絶望する。
やっと逃げ出すことに成功するものの、警察は取り合ってくれず、3人組の母親によって連れ返されてしまい、最終的に生き埋めにされてしまう。
神に祈っていた彼女は運よく生還することができ自分に暴力を振るってきた人間へのリベンジを決意する。
映画アイ・スピット・オン・ユア・グレイブ2のあらすじネタバレレビュー
リベンジトーチャーシリーズのアイ・スピット・オン・ユア・グレイヴの2です。
前作とは全く関係のない話で主人公はじめ設定はすべて別物です。
同じものはその構成。
前半は女性が男性に暴力を受けて、後半はその女性が男性にリベンジを果たすというもの。
目を覆いたくなるシーンもありました。特に前半の拷問シーンが長かったです。
前回よりもパワーアップした前半部分ではありましたが、苦痛の40分でした。
正直後半のケダモノどもを制裁していくシーンよりも前半の女性が暴力を受けるシーンのほうがかなり見るに堪えませんでした。
ここではアイ・スピット・オン・ユア・グレイヴの1と比較しながら見ていこうと思います。
前半の暴力性はパワーアップだが後半は…
前半の女性が暴力を受けるシーンは前作からパワーアップしました。
特に一時的な暴力ではなく、外国で監禁されて一度逃げ出しても捕まってしまうあたりはとんでもなく残酷でした。
一方で後半のリベンジは正直期待外れでした。
1では超人的な能力を持って大男たちをばっさりと拷問し続けました。
しかもその方法は三者三様であらゆる方法で痛めつけられました。
酸のバスタブに沈められたり、アソコを切り取られたり、カラスにつつかせたり、鬼畜の所業で、リベンジとは言えばそこまでやるか、、、、という感じでした。
一方で本作では、主人公のケイティは奇跡的な生還を果たしますが、明らかに超人的な力をもって復讐するというよりは地味にジワジワと痛めつけていきます。
もちろん残酷な方法ではあるのですが、結構現実的な方法です。
男を縛り上げて傷口に腐乱物を塗りたくったり、便所で窒息させたり、と殺し方は入り組んでいるもののそれほど残酷なシーンが出てくるわけではありませんでした。
そこは少し残念ですね。
お決まりパターン
女性が男性に暴力を受けてそのリベンジで何をするか。
そうです、やはり下半身への罰でしょう。
前作に引き続き本作でもチョッキンパッがありました。
もう同じ男としては泣きそうになるようなシーンでした。。。。
リベンジ系映画ではお決まりのパターンでした。
アイ・スピット・オン・ユア・グレイブ2の最後に
前作よりも少し穏やかな作品に戻ったかなという印象の2でした。
前作では男性のほうが家族持ちであったりと「ヤバイ!あいつか来る!」という焦りも見えてめりはりのとてもある作品でした。
本作ではリベンジシーンをわくわくしながら見る以外には特にシナリオとして期待すべきシーンは少なかったかなと思います。
1の彼女は私は一度死んで怨念が復讐しているとレビューで仮説を立てましたが、本作は間違いなく生身の人間がリベンジをしています。その分現実的なリベンジに特化したのかもしれませんが、この手の映画はもう少し派手なリベンジを期待しているかもしれません。
しかし1よりも女性への暴力が多かったのでその分リベンジを決めた時はすっきりしていきます。