あらすじ
スペイン郊外に引っ越してきたハイメと妻のマルタ、そして娘のイサたちは引っ越しの日に押し込み強盗に入られてしまいます。強盗は3人組で、彼らのクレジットカードや携帯電話を没収、ハイメから金庫の暗証番号を聞きだしあっという間に現金を集めます。
リーダー格の男はハイメを連れてキャッシュカードで限度額いっぱいまで現金を引き出させます。そして、次のATMまで向かうのでした。ハイメは何とか隙を見て警察に連絡しようとしますが、何度も失敗してしまいます。
その頃家に残された強盗の一味はリーダーがいないことをいいことにマルタとイサに好き放題していました。するとイサのボーイフレンドのセサルがやってきます。仕方なくセサルも監禁しますが、その隙にイサたちが逃げ出し部屋に立てこもります。なんとか外に出ようとするイサですが、結果的に奴らに捕まってしまいます。
すると今度は地域の警備員が見回りに来ます。近所から騒音のクレームがあったからです。警備員をうまくやり過ごそうとしますが、短気な強盗の一味は警備員も殺してしまいます。クスリでハイになった強盗団はイサに暴力を奮います。若い強盗の一味はそれを見かねてもう一人を止めに入りますイサはなんとかその隙に逃げ出しますが、強盗一味が追いかけてきます。もみ合いになった末にイサは彼を殺します。
ハイメと一緒にいるリーダーは連絡が取れない部下にいら立ちと不安を覚えながら家に戻るようにハイメに指示します。車を運転したハイメは最後のチャンスと思いアクセルを踏みわざと事故を起こします。
一命をとりとめたハイメは家へ急ぐと、そこにはイサがいました。なんとかセサルの携帯で警察に電話しようとしますが、そこで事故で死んだと思っていたリーダーが生きており銃撃してきます。
目の前で父親や恋人が殺されたイサは呆然とします。リーダーは無情にもイサを殺すのでした。
ネタバレ感想
スペインで続発しているという押し込み強盗をイメージして作られた作品だそうです。が、それが本当なら絶対にスペインなんて行きたくないですね、怖すぎ。
監督はハーモニー・オブ・ザ・デッドやインサイド(屋敷女のリメイク)のミゲル・アンヘル・ビバス。
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いずれも偶然に見たことある作品でそれなりに印象に残っていた作品なので気の合う監督なのでしょう。この監督の特徴はとにかく画面が暗い!展開が暗い!という真っ暗な作品ばかりで、過去に見た作品も陰鬱な作品が多かったです。
実際このスペイン一家監禁事件も鬱展開で救いのないラストであることは間違いないのですが、何ともマニアには癖になりそうな作品です。
この手の映画には仕方がないのですが、レ●プ描写が少しショックですよね。一方でそれ以外の残酷さは中くらいかなと。犯人もおバカだったりしますし、映画としての楽しみは本当に鬱展開ぐらいしかないのが見る人を選ぶ作品に。
Yahoo映画でも3.4点とそれなりの評価ですが、そもそも題名からしてこの手の映画を欲している人しか見ないですよね。ストレートな題名はそれだけで見る人をスクリーニングするので3.4点という点数はそれなりに妥当な点数に思います。