映画フライト・ゲームのキャストと評価
【キャスト】リーアム・ニーソン、ジュリアン・ムーア、ミシェル・ドッカリー
【スタッフ】製作:ジョエル・シルヴァー、監督:ジャウマ・コレット=セラ
評価:80/100点
映画フライト・ゲームのあらすじ
航空保安官のビル・マークスは、過去のとある出来事が原因で酒に溺れ、その心は荒みきっていた。
一般客を装いニューヨーク発ロンドン行きの便に乗り込んだマークスは、普段と変わらない様子で任務を開始した。
ところが、飛行機が大西洋上空に到達した頃、マークスの携帯電話に差出人不明のメールが入る。
そのメールには「指定の口座に1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺害する。」という恐ろしい内容が記されていた。
ただのイタズラとは思えない内容に危惧の念を抱いたマークスは、独自に捜査を開始するが、彼をあざ笑うかのように次々と犠牲者が出てしまう。
しかも、指定された口座の名義人は他ならないマークス自身であり、それが公になったことで味方であるはずの国土安全保障省や乗務員、乗客からも彼自身が犯人なのではないかという疑いをかけられてしまう。
敵だらけの状況下で、マークスは姿の見えない凶悪犯と戦うことを決意する。
映画フライト・ゲームのネタバレ感想
私の大好きなリーアムニーソンの映画とあれば絶対に見ますよね。
しかももう3回くらい見ました。
リーアム・ニーソンという人はこういうくたびれたおじさんの役柄が本当に似合います。
元々たれ目の甘いマスクというのもあり、情けない顔をするとアライグマのいじけた顔みたいな顔をするので余計情けなく見えます。
そんな彼はアル中で飛行機の中で連邦保安官として、たった一人旅客機に危険を及ぼしている人物と対峙します。
とにかく展開が早い
ドラマの内容に矛盾が若干生じているためそれを指摘している人もいますが、とにかく展開が早いのはかなりの高評価。
元々はキレもののビルであるから相手の裏をかこうとしますが、相手はさらにそれを二重三重でかいくぐっていきます。
もちろん話ができすぎということもあるかもしれませんが、これはフィクションですからこれぐらいの裏の読みあいが不自然なくらいあってもご愛敬でしょう。逆に単に犯人を捜すだけのゲームでは間延びしてつまらない作品になっていたはずです。
犯人をあぶりだす方法をいくつも編み出しては裏を書かれる。密室の中で行われる頭脳戦が見ていて興奮できます。
少しご都合主義がある
確かにビルが犯人に仕掛ける罠はかなり巧妙で普通はそれだけで相手を見つけられそうですが、犯人がそれを見事回避していきます。
犯人と疑われた男が偶然周りの人に携帯を入れる隙を与えられ見事に他人に罪をなすりつけるシーンなんかも、実際やるとかなり難しいのではないかと思います。
そもそもポケットに携帯入れられて気づかない人間がいるのか?
なんて考えてもしょうがないです!
私個人の意見ではそれを置いておいたとしても十分楽しめる作品だと思います。時間を忘れて犯人を推理することができます。
フライト・ゲームの最後に
フライトゲームは飛行機の中で行われるサスペンスですが、かなり良質なものだと思います。
最近見た中では、スネークフライトやフライトプランなんかはとてもよくできた作品だったと思います。
やはり限られた空間で繰り広げられるサスペンスやパニックものというのは世界観を作りやすいので見ていてのめりこむことができるのだと思います。
ぜひ一度ご覧ください。【映画レビュー】スネーク・フライトのあらすじ、ネタバレレビュー・感想